ひとり社長は26歳の時に宅地建物取引主任者試験(現在は宅建士)に合格しました。宅建試験は試験日が10月と決まっていますので、ひとり社長は3か月前の7月から勉強を開始しました。そして、一発で合格することができました。当時は不動産取引のことはあまり知らなかったのですが3か月一生懸命やれば合格できました。その後、社内では宅建試験の講師を務めていたこともあります。せっかくですから、3か月で宅建士の試験に合格する方法を書いておきます。
- なぜ、7月から試験勉強を始めるのか?
- 宅建士の試験勉強は独学か、通信か、スクールか?
- 独学で宅建士の勉強をするときの注意事項
- 資格試験に合格するコツはひっかけ問題にひっかからないことが大切!
- 宅建を独学で3か月で合格する簡単な方法~本編~
- 独学におススメの参考書・問題集
- らくらく宅建塾シリーズを使った独学で3か月で合格する簡単な方法!
- まとめ
なぜ、7月から試験勉強を始めるのか?
宅建試験は資格試験の難易度としては難しくも、簡単でもないくらいのちょうど中間くらいの試験です。
しっかり勉強すれば合格できるし、手を抜いて勉強していると不合格になる程度の試験です。
この宅建士の試験に合格するには10月の試験日から逆算して3月前の7月からが丁度良いと思っています。7月以前から頑張っても長丁場の試験勉強に疲れてダレてしまいます。
長い期間、勉強したかで点数が上がるものではありません。ダレないように気を付けて適切な期間、勉強をして、試験日に勉強の成果をピークに持っていくことが大切なのです。
ひとり社長が不動産会社で宅建試験の講師をしていた時にも、その傾向は見られました。試験勉強を始めた当初はやる気もあり頑張っていた社員が長々と試験勉強をやっていると、点数が伸び悩んだときに疲れ切ってあきらめてしまう傾向が見られたのです。
人はやる気がなくなったり、あきらめてしまったら、他人が何を言ってもどうにもなりません。
だから、3か月くらいを目途に集中して試験勉強をして試験日にピークを持っていくような勉強方法の方が良いと思っています。
また、宅建士の試験の申込開始が7月上旬ですから、申込をしてから本格的に頑張ればいいのです。申込には受験料が7,000円支払う必要がありますので絶対にこの7,000円を無駄にしないように頑張るのです。
なお、宅建講師の時に7月から本格的に集中して取り組むようなプログラムに変更したところ毎年たくさんの宅建士を誕生させることができました。
宅建士の試験勉強は独学か、通信か、スクールか?
宅建士の資格を取るための勉強方法は大きく分けて3つあります。
1、独学で勉強する
2、通信教育に申し込んで勉強する
3、資格の学校に通学して勉強する
ひとり社長は圧倒的に独学で勉強することをお勧めします。まず、宅建士の試験はそこまで難しくありませんので独学でこれから伝えるような勉強方法で行えば合格することができるからです。
通信教育や資格の学校はどちらかと言えば、意思が弱くて、お金を支払ったから頑張らないといけないと思う人や、人に指導をして欲しい人に向いている勉強方法になります。
また、宅建士の試験を受ける人はほとんどが社会人になると思いますので仕事しながら通信の勉強をしたり、資格の学校に通学するのは大変なんですよね。
だから、独学で自分のペースで勉強することが無駄なく宅建士の試験に合格する近道だと思います。
独学で宅建士の勉強をするときの注意事項
独学は自分のペースで勉強することができます。しかし、しっかりスケジュールを組んでおかないと合格できるところまで勉強を終わらせることができなかったりします。
そのため、独学で宅建士の勉強をするときの注意事項を先にお伝えしておきます。勉強方法はその後です。
独学で勉強するときの注意事項
1、勉強する期間は最低3か月は必要だから遅くても7月から勉強を始める
2、参考書・問題集は同シリーズのものを繰り返し使う
3、問題(過去問・予想問題)をとにかくたくさん解く
4、模擬試験に参加する
勉強する機関は最低3か月
すでにお伝えしたとおり、勉強する期間が長いとダレてしまい、短すぎると合格できるところまで到達できないという問題があります。
そのため、7月から勉強を始めて3か月間集中してやることをお勧めします。この3か月間はお酒を控えて、遊びに行くのを控えて、毎日朝・夜と勉強をするのです。この生活を3か月やり抜くことで10月の試験に合格できるのです。
参考書・問題集は同シリーズのものを繰り返し使う
独学で勉強するには参考書と問題集が必要となりますが、できるだけ同じ著者が書いた同シリーズのものを使いましょう。
試験のことを考えるといろいろな角度から勉強しておいた方が良いと考えがちですが、試験勉強を積み重ねていく上では、同じ著者や同じシリーズで体系だった勉強をした方が効率が良いのです。
解説の仕方においても、著者が違うと全然違う説明をしていたりしますので、同シリーズのものを信じて繰り返し使いましょう。
もちろん、参考書も問題集も模擬問題も同シリーズのものを使うのです。
問題(過去問・予想問題)をとにかくたくさん解く
これは当たり前すぎますが、参考書をいくら読んでも試験に合格はできません。ボクシングの選手が試合前にたくさんスパーリング(練習試合)をするように宅建試験に向けて過去問や予想問題をたくさん解くことが合格への近道です。サンドバックをいくら上手に叩けても試合には勝てないのです。
宅建試験はカンの良い人であれば、参考書を読まないでも過去問を繰り返し説いて、試験前に予想問題をやるだけで合格する人がいるくらいです。
また、宅建試験の勉強範囲はものすごく広いです。そのため、その全部を覚えようとか、理解しようとしても、時間と労力の無駄です。
宅建士の資格を取るための勉強であれば、過去問を何度も解いて、問題を覚えてしまうのが正解です。
資格試験ではよく言われるように、過去の問題を少し変化させて何度も繰り返し試験問題として利用されているからです。
不動産業を行う上で本当に大切なところだけを試験問題にしているのですから、毎年、問題が大きく違ったら、それこそ大問題です。
模擬試験に参加する
これも試験本番対策になりますが、試験会場の独特の雰囲気や試験の時間配分になれるために積極的に模擬試験に参加しましょう。
ひとり社長は試験の1か月前からは自宅で試験時間と同じ時間内に過去問や予想問題をやるようにしていました。
試験本番は時間配分をしっかりしていないと、最後の問題まで集中してできなかったり、見直しができなかったりして、点数の取りこぼしが出てしまう可能性があります。
資格試験は1点の差で泣いたり、笑ったりすることが多い試験です。せっかく勉強して準備万端でも本番で失敗しないように対策をしておきましょう。
資格試験に合格するコツはひっかけ問題にひっかからないことが大切!
宅建試験に合格する!しかも、できるだけ簡単に…(;´・ω・)
ひとり社長が宅建の講師を毎年やっていて感じました。結構、いい加減に勉強していても問題を解く数が多い人が合格しているな!ということです。
宅建試験の範囲は膨大ですから、隅から隅までしっかり読み込んで覚えようとする真面目な人は結局は試験に合格しないことが多く感じました。
まぁ、本人の性格だから仕方ないのかもしれませんが…逆に参考書は適当に読み飛ばして過去問や予想問題をひたすら繰り返し解いていた人は合格をするのです。
これは問題をたくさん繰り返し解くことで、試験本番になんとなく答えがわかる状態になっているためです。真面目に隅から隅まで勉強するタイプの人は試験本番でも考え過ぎてしまいひっかけ問題にひっかるのです。
ここです!!!資格試験はひっかけ問題にひっかからないことが大事なのです!いくら勉強しても、いくら覚えても、わざとひっかけようとしている問題にひっかかりやすくなってしまうのです。
逆に過去問や予想問題を重点的に繰り返し解いている人はひっかけ問題の傾向と対策が自然にできて、試験本番でひっかけ問題を見抜いて、なんとなく答えがわかる状態になっていると考えられます。
宅建を独学で3か月で合格する簡単な方法~本編~
さぁ、できる限り簡単に合格を目指しましょう!!
最低限のルールは上記でもいいましたが、
・勉強する期間は最低3か月は必要だから遅くても7月から勉強を始める
・参考書・問題集は同シリーズのものを繰り返し使う
・問題(過去問・予想問題)をとにかくたくさん解く
・模擬試験に参加する
これだけです。
独学におススメの参考書・問題集
書店に行くとたくさんの宅建本が並んでいますね。どれも良さそうで片っ端から手に取ってしまいますが、宅建試験に最短距離で合格するなら同シリーズ、同じ著者の本だけで勉強した方が効率的です。
そこでひとり社長がおススメするのが「らくらく宅建塾シリーズ」です。これは不動産業界の人でなくてもわかるようにイラストをうまく使ってポイントを理解しやすくしています。
なお、宅建試験では毎年必ずでるような、覚えておくべき数字がありますが、これも参考書と練習問題で繰り返し出てきますので自然に覚えることができます。
「らくらく宅建塾シリーズ」の特徴としては
・宅建試験に合格するために必要な情報がコンパクトにまとめられていて無駄がない!
・絶対覚えておくべき数字をイラストや語呂合わせなどで自然に覚えられる!
・黒一色ではなく、2色刷りになっていて見やすい!また構成がわかりやすい!
らくらく宅建塾シリーズを使った独学で3か月で合格する簡単な方法!
大まかな流れは
1、らくらく宅建塾(参考書)を3回通して読む
2、過去問題集をやる
3、予想問題をやる
この3つだけです。
なお、補助的な参考書として
・マンガ宅建塾・・・本当に不動産業のことは一切知らないからマンガで全体の流れを把握したいという人におススメです。マンガ宅建塾を繰り返し読んでから、らくらく宅建塾(参考書)に進むパターンになります。
1、らくらく宅建塾(参考書)を3回通して読む
最初は全体的に把握するために基本となる参考書「らくらく宅建塾」を通して3回読みましょう!
ポイント①は「わからないところがあっても読み飛ばすこと」です!
とくに初めて宅建士の勉強をする人は民法の言い回しや宅建業法に関することなどチンプンカンプンだと思いますが、わからないところがあっても気にしないで最後まで読んでください。
それを3回繰り返すのです。なお、3回読んでもたぶんまったくわからないと思いますがそれで良いのです!!
ポイント②は参考書の目次に読む日付を書き込むことです!こうすることで集中して参考書を読み込むことができます。また、翌日がどうしても外せない用事があれば、翌日の分を前日にやるようにすればよいのです。
例えば、2週間で参考書を3回通読するのであれば、逆算して目次の横に3回分の日付を書き入れておくのです。
独学であっても自分に対して計画的かつ、強制的に勉強するような仕組を作ることが大切です。
あとは問題を解きながら試験に出る確率が高いところを覚えていく作業に入ります。
2、過去問題集をやる
これが重要です。過去問題集は時間が許す限り繰り返しやりましょう!これが一番の合格への近道です。なお、過去問題集や過去問10年分をやる時にも、目次の横にやる予定の日付を書き入れておきましょう。そして繰り返しやるのです。
ポイント①問題を解くのは4択であっても1問1問を〇か×で判断することです。4択の問題で間違っているものを答えなさいという内容であっても、その4択すべてをこの文章は〇だ、×だと1問づつ解くようにしましょう。そして、1問づつ問題文の後に〇か×を付けていきましょう。
この作業が重要なのは、ひっかけ問題にひっかからないようにするためです。4択を全文流し読みして正解を見つけ出す方法だとひっかけ問題にひっかるのです。
そのため、1問1問、しっかり吟味してその1問は〇か×かを判断していくのです。そして、〇が2つになったり、×が2つになった場合はどちらかがひっかけるための問題である確率が高いのです。
4択の内、2つに絞り込めたら、その次はもっともらしい文章で書いてあるけど実は間違った言い回しになっているものを見つける作業になります。
これは過去問題集を解くときも、試験本番でも同じです。
なお、参考書を3回読み終えても、まったくわかならいことばかりだと思いますが、とりあえず過去問題集を通して3回はやりましょう!
・最初の1回目はどんな問題がでるのか把握するために問題を解きます。正解・不正解は関係ありません。ただ、1回通して過去問題集をやるのです。
・2回目は「なぜそうなのか」を考えながら問題を解いていきます。4択を1問1問解いていって正解でも、間違えでもなぜそうなのかを考えて、答えを見ながら「そういうことか」と理解することが大切です。わかりにくいところは参考書を見直します。(過去問題集に参考書の該当箇所のページ番号が記載されています)
・3回目は真剣に通してやってみて、はっきり正解がわかっている問題と間違っていてわかっていない問題にわけていきます。そして、わかっていない問題をよく見直していきます。
らくらく宅建塾の参考書は理解しやすいように分野ごとにわかれています。民法・宅建業法・その他法令です。
分野ごとに集中的にやることでどんどん覚えることができますので「らくらく宅建シリーズ」は良くできているなと感心します。
しかし、試験本番のことも考えてらくらく宅建シリーズの過去問題集をある程度マスターしたら、
ポイント②ただの過去問題集10年分を買ってきて、最初から最後まで試験本番と同じ時間内でやるようにしましょう。
試験本番での時間配分や問題のリズムに慣れておく必要があるからです。
3、予想問題をやる!
らくらく宅建シリーズの参考書を何度も読んで、過去問題集を繰り返し解いて、わからないところは参考書を見直して、そして、過去問10年分を試験と同じ時間配分でやったらほぼ完成です(合格できます)
ただし、なぜか本番に弱い人もいますので、参考書⇒過去問で実力をつけたら予想問題や模擬テストをやっておきましょう。
正直言って、予想問題や模擬テストはあまり役立つものではありません。しかし、参考書と過去問題集で合格できる力があるのに試験本番で失敗しないためにやっておくのです。
試験本番で力が出し切れない理由は緊張するからではありません。テンパるからです。なぜ、テンパるのかというと過去問ばかりやっていると、試験本番の見たこともない問題がとても難しく見えるのです。
冷静に問題を見れば過去の問題を使いまわしているだけなのに、試験本番の見たこともない問題にテンパってしまい自分のリズムで解くことができなくなるのです。
そのため、試験と同じ時間配分で予想問題や模擬テストをやっておくのです。予想問題や模擬テストはたぶんぜんぜん点数がとれないと思います。
でも、大丈夫です。過去問でしっかり合格点以上とれていれば試験本番は大丈夫です。予想問題や模擬テストを深追いする必要はありません。
その時間があれば、過去問を繰り返しやった方が良いのです。あくまでも本番対策として予想問題や模擬テストをやってみるだけです。点数は一切気にしなくて大丈夫です。
あとは本番、体調を整えて、深呼吸して、全力を出し切るだけです。よく考えるとものすごくカロリーを消費します。
試験が終わったら体重が軽くなる(ダイエット効果有り!?)くらい頭を使いましょう!
まとめ
・らくらく宅建(参考書)を3回通して読む
・らくらく宅建過去問題集(分野別)を繰り返しやる
・宅建試験過去問題10年分を繰り返しやる
・予想問題・模擬テストをやってみる
・あとは参考書を繰り返し読み込む、過去問10年分を繰り返しやるを継続する
これだけです。宅建試験勉強を始めたばかりの頃はほんとに難しすぎて挫折しそうになると思いますが、とにかく参考書の内容がわからなくてもいいから3回通して読んで、過去問をひたすら解くだけです。
以上、宅建試験に独学で3か月間で合格する簡単な方法!合格するための勉強方法でした。