ユニットバスの換気扇交換工事をしてきました。エアコン交換工事やクロス(壁紙)貼りなど、自分でできることが増えるのは良いことですね。いままで換気扇の故障がほとんどなかった為、自分で工事をしたことがありませんでした。換気扇交換工事は思ったよりも簡単です。
換気扇交換に必要な道具
どんな工事でも準備が大切です。工事に使用する道具をすべて揃えておくことは絶対にやっておく必要があります。
今回の工事でも既存の換気扇と新しい換気扇のネジ穴の位置が違ったため、インパクトドライバーにドリルを取り付けて下穴をあける作業が必要でした。
どの工事でも言えることですが、標準的な工事は簡単です。しかし、必ずイレギュラーな状況が発生しますので、それにきちんと対応できるか、できないかがプロとアマの違いになります。
必ず必要なモノ
・換気扇(サイズがあっているもの)
・脚立(天井裏の作業があります)
・ドライバー(プラスとマイナス・・・マイナスは電線を取り外す時に必要です)
・ダクトテープ
・カッター(既に巻いてあるダクトテープを切り、新しいダクトテープも切ります)
とりあえず、最低限、これだけあれば換気扇の交換工事ができます。
脚立に乗って天井裏で作業して、換気扇を交換します。ドライバーでネジを外したり、取り付けたりします。
ドライバーのマイナスは電線を本体から引き抜くときに使います。
ダクトテープは必須です。既に巻いてあるダクトテープはカッターで切れ目を入れて取り外します。
あった方が良いモノ
・養生シート(汚れが落ちますのでシートを引いた方がよいです)
・インパクトドライバー(作業効率が上がります。穴あけが必要な時はドリルピッド)
・絶縁テープ(電線を取り外したときに銅線部分に巻いておくと安心です)
・ニッパー(電線を切断して被覆を向いて新しい銅線を剥きだします)
・ライト(作業用ライト・ヘッドライトがあると天井裏の作業が楽です)
・手袋(滑り止め付きの薄い作業用手袋がおすすめです。ケガを防止できます)
・作業用メガネ(上を向いて作業しますので上から塵やホコリが落ちてきます)
・マスク(上から塵やホコリが落ちてきますので吸い込まないようにします)
あった方が良いモノはできるだけ準備してください。作業が楽になったり、ケガを防止できたり、健康を損なうリスクを減らしたりできます。
換気扇を取り外す
さて、換気扇を取り外していきましょう!お風呂には換気扇の他に天井裏に入れる点検口があります。換気扇の交換では両方を使いますので点検口の蓋はあけておいてください。
点検口の蓋は乗っかっているだけです。軽く上に押せば蓋が浮きますので、じゃまにならない天井裏の横などにスライドさせて置いておいてください。
1、換気扇の蓋を取り外す
2、換気扇を取り外す
ネジは4本~くらいありますのでネジをドライバーで取り外します。あとは引き抜くだけです。メーカーによっては落ちないようにストッパー機能がついているものがありますので、その場合はストッパーを解除してから引き抜きます。(ストッパーは部品の一部を押せば外れるタイプがほとんどです)
3、電源ケーブル(VVF)を取り外す
4、換気扇本体を固定しているステーを取り外す
ステーの下部(お風呂から見上げたところ)にねじ止めされている場合はそのネジを取り外してからステーを天井裏に上げます。
5、排気ダクトからステーを取り外す
排気ダクトとステーはダクトテープでぐるぐる巻いてあるだけです。(写真はなぜかダクトテープの上から粘着テープを使用していますが、たぶん、以前施工した業者がダクトテープを持っていなかったからだと推測されます…)
以上が換気扇取り外しの手順でした。作業時間は約10分程度で簡単な作業になります。
換気扇を取り付ける
1、換気扇の部品を取り出す
換気扇は、換気扇本体とステー、蓋の3つの部品が入っております。ステーを取り付けて、換気扇を取り付けて、蓋を取り付ければ工事は完了ですね。
2、排気ホースにステーを取り付ける
ダクトテープは適当な長さで切断して使用します。排気が流れるだけですのできちんと巻いてあれば問題ありません。ただし、穴が開いていたり、隙間があると排気が天井裏に充満して天井裏がカビだらけになる可能性がありますのでご注意ください。
3、ステーを換気口にねじ止めする
4、換気扇本体に電源ケーブルを接続する
天井裏からつながっている電源ケーブルを切断して被覆を剥いて、換気扇本体の所定の場所に差し込みます。アース線があるときにはアース線も取り付けます。
5、換気扇を天井にねじ止めする
ステーに沿って換気扇を取り付けます。あとはネジを止めればほぼ完成です。なお、ネジの穴が合わないときは、インパクトドライバーを使用してドリルビットで下穴を空けたあとねじ止めをします。
6、蓋をして換気テストをして完成です。
7、後片付け
取り外した換気扇本体とステー、蓋を箱にいれたら後片付けが完了です。
まとめ
浴室の換気扇交換工事は簡単です。ただし、工事にはイレギュラーがつきものです。今回の工事もネジ穴の位置が違ったため、新しいネジ穴をあけて設置しています。
また、電源ケーブルの取り扱いは電気工事士の資格が必要です。(こんな簡単な工事に資格が必要か?とも思いますが…電気の基礎知識がある人が工事をした方がよいという判断なのでしょう)
この程度の工事でも業者に手配すると3万~5万円かかりますので、電気工事士の資格を持っていて自分でできるといいですよね。
なお、今回かかった費用は三菱の換気扇が4,000円とダクトテープが500円、合計4,500円の工事でした。
以上、ユニットバスの換気扇を自分で交換する!でした。