事業の成功を夢見て起業する。その夢を叶えるために何をすればよいのでしょうか?起業したら儲かる仕組みを作り、実際に行動して、その行動した結果を受けて改善を繰り返すことが起業を成功させるためにやるべきことです。
起業の成功に絶対必要な儲かる仕組み
どの業種で起業しても「儲かる仕組み」がなければ起業は成功しません。起業して事業を行う以上、ボランティア活動ではありませんので最終的には儲からなければいけません。
やみくもに仕事をしても無駄が多くなり、事業を軌道に乗せるまで時間がかかり起業を成功させるのは難しくなるでしょう。そのため、起業する前や実際に起業してからもっとも大切なことは「儲かる仕組み」を作ることです。
この「儲かる仕組み」は時代や環境の変化によって常に変化していきますので、「儲かる仕組み」も常に変化させて時代や環境に対応させていかなければいけません。
ひとり社長の場合は起業当初は賃貸仲介業で儲かる仕組みを作り、その仕組みが出来上がったら賃貸管理業に進出して儲かる仕組みを作り替えました。
※賃貸仲介業の儲かる仕組みはこちらの記事を参照ください。
さらに、その後、不動産活用事業(ウィークリー賃貸、民泊、コインパーキング)の展開を始めたため儲かる仕組みを再度ゼロベースで構築し直しました。
現在は不動産事業と不動産活用事業を強化しながら、WEB事業を「儲かる仕組み」に組み込んでいる最中になります。このWEB事業を既存の事業と掛け合わせることで会社全体として儲かる仕組みを再構築していきます。
※起業するときに大切なものは既存の価値に新しい付加価値をつけることです。先行他社と同じことをしていたのでは競争に勝つことはできません。詳しくはこちらの記事を参照ください。
儲かる仕組みの作り方
儲かる仕組みとは「世の中にどうやって貢献して、その結果どのくらい儲かるか」を考えて実際の行動計画に落とし込むことです。
賃貸仲介業で言えば
- どのような物件をどこからどのように仕入れてくるのか
- 入居者をどこからどのような方法で集めてくるのか
- 経費を最小限にするにはどうすればよいか
- 収益があがるキャッシポイントを理解する
このような項目を箇条書きにして仕組化していきます。後から改善を繰り返しますので最初は想像で作ればいいのです。夢みたいな事業計画書を作って、それを実行→検証→改善して行くことで儲かる仕組みが出来上がります。
儲かる仕組みを作るポイント
お金を支払ってくれる顧客は誰かはっきりさせる
すべての取引関係者とウィンウィンの関係を築けているか確認をする
数字を徹底管理することで儲かる仕組みが見えてくる
改善した結果は数字に表れる
すぐに効果がでるもの、長期的に効果がでるものを理解する
お金を支払ってくれる顧客は誰かはっきりさせる
起業して営利目的である会社を運営する以上、売上(収益)が必要になります。そのため、儲かる仕組みを作るときに一番最初に考えなければいけないのが「誰がお金を支払ってくれる」のかです。
まず、誰にどのようなサービス(商品)を提供して、その対価として誰にお金を支払って頂くのかをはっきりさせましょう。これ自体は簡単にわかるはずです。
スーパーであれば野菜やお肉、お魚、お惣菜などを買いに来る人に向けてサービス(商品)を提供して、その対価としてお金を頂くのです。
そして、お金を支払ってくれる顧客がわかったら、その中のメインとなる顧客もはっきりさせます。スーパーで言えば「主婦」になります。毎日買い物してくれますから当然ですね。
これは「パレートの法則」を意識した儲かる仕組みを作るために必要な作業です。顧客全体の中の2割の顧客が売上の80%を生み出してくれるのです。
※パレートの法則はビジネスをしていく中で様々な場面で役に立ちます。詳しくはこちらを参照ください。
すべての関係者とウィンウインの関係を築けているか確認をする
会社は営利目的ですから売上(収益)が大事です。しかし、売上はあくまでも結果です。社会に貢献して、誰かの役にたって、その結果として売上を上げることができるのです。
これを絶対に忘れてはいけません。社会の役に立たないで、誰の役にも立たずに売上が上がったとしても、それは一時的なものになります。(詐欺みたいなものです)
大企業や歴史の長い会社は社会の役に立ち続け、誰かの役に立ち続けることができたから現在があります。儲かる仕組みを作るときも「継続して儲かる仕組み」を作ることが起業を成功させるために大事なことになります。
自社や自分だけが良いのではなく「相手にとっても良い」状況を継続して作る出すことが「継続して儲かる仕組み」を作ることになります。
数字を徹底管理することで儲かる仕組みが見えてくる
会社員にとっても起業家にとっても数字の管理は大切です。起業して倒産した会社のほとんどが数字の管理ができていなかったり、数字を理解していなかったため倒産しています。
数字には行動した結果が明確にでます。もちろん、その数字にはタイムラグがあったり、数字の読み方によって意味は変わってきます。
だから大切なのはすべての数字を正確に集めることと、毎日その数字を確認することです。毎日数字を確認することで、その数字の意味を正確に把握できるようになります。
売上が上がったのは、あの時のあの行動の成果だなとか、売上が下がってきている原因はこれだなとか、わかるようになれば儲かる仕組みを作り、改善し続けることができるようになります。
改善した結果は数字に表れる
儲かる仕組みは作っただけでは機能しません。外部的な要因、内部的な要因で儲かったり、儲からなかったりするからです。
儲かる仕組みを作ったら、すぐに実行して、その結果を検証することがもっとも大切なことなのです。儲かる仕組みをブラッシュアップし続けてさらに儲かる仕組みを成長させていくことが起業して成功するコツです。
そして指標となるのは数字です。理想的なのは少しづつでも右肩上がりを続けていくことです。計画と行動が正しければ右肩上がりに数字は伸びていくはずです。
もちろん、細かい浮き沈みはありますが、全体的に見たときに数字が右肩上がりになっていれば儲かる仕組みは大きく間違っていないはずです。
すぐに効果がでるもの、長期的に効果がでるものを理解する
事業を行っている人が数字を見るときに大切なことは「すぐに効果ができるものと長期的に効果がでるもの」をしっかり認識して理解することです。
簡単に言えば、値上げすればすぐに売上が上がります。しかし、値上げしたことで顧客離れが起こった場合は長期的には売上は下がっていきます。
これを理解していないと事業を継続していくことは難しいです。起業して事業を継続していくためには目先の売上(利益)も大切です。売上がなければ会社は生きていけません。
しかし、その一方で目先の売上だけではなく将来につながる種を撒かなければいけません。起業を成功させて事業を継続していくためには常に将来につながる種を撒かなければいけないのです。
すぐに売上(利益)として現れなくてもよいのです。しかし、これをやれば将来はこうなるという予測のもとに計画して行動することも大切なことなのです。
※ビジネスでよく言われる「緊急じゃないけど重要なこと」のことです。詳しくはこちらの記事を参照ください。
儲かる仕組みを作ったらあとは行動と改善を続けていく!
儲かる仕組みを作ったら終わりではありません。儲かる仕組みを作ったらその仕組みに従って行動しましょう。そして、その行動した結果をよく検証して改善を続けていきましょう。
儲かる仕組みを常にバージョンアップさせていくのです。昨日の儲かる仕組みと今日の儲かる仕組みが違ってもいいのです。
行動して失敗したら、改善すればよいのです。行動して成功したらそれを続けていけばよいのです。行動しなければ何も始まりません。行動しないことが起業にとって一番危険なことなのです。
ただ、頭で考えるだけではいけません。行動することが大事なのです。行動すれば良くも悪くも結果がついてきます。
あとは起業を成功させるために最重要である「あきらめずに続ける」だけです。
まとめ
儲かる仕組みは時間をかけて作る必要はありません。時間をかけて作っても、それは机上の空論でしかないからです。
実際に行動してみて、その結果を検証して、改善していくことが儲かる仕組みを作る上で一番大切なことなのです。
儲かる仕組みは「事業計画」であり、「ビジネスモデル」です。しかし、堅苦しいものではありません。机上の空論でよいのです。こうしたら儲かるなと思いついたら、それを実行してみて改善すればよいのです。
世のため、人のためになって儲かり続ける仕組みが最強の事業計画であり、ビジネスモデルになるのです。
以上、起業を成功させるには「儲かる仕組み×行動力×改善力」が必要です!でした。