これから起業をしようと考えている人にどんなアドバイスをすればいいだろうか?とても自慢できるような起業ストーリーがあるわけでもないし、素晴らしい業績を上げているわけでもない。ひとり社長はただ起業して6年間生き残っただけの実績しかありません。専業主婦の妻と子供二人を養いながら歯を食いしばって頑張ってきました。でも、それだけなんですよね。実績って。でもアドバイスしてみます…。
- 起業は種まきから始める
- 起業には目的と目標が必要です
- 起業を成功させる努力は量と質が必要です
- 起業したら立ち止まらない行動し続ける
- 起業するなら自分の経験と知識を活かせる分野を選ぶ
- 起業する自信がないならフランチャイズから始める
- まとめ
起業は種まきから始める
いますぐに会社を辞める
起業するにはどうすればいいだろうか?そこで悩み立ち止まってしまったら起業はできません。起業にはさまざまなパターンがありますが、結局のところ背水の陣のように戻れない環境に身を置くしかありません。
具体的に言えば、いますぐ会社を辞めるのです。そして、起業をしましょう!これが起業の始め方です。考えるのは後でいいです。行動、行動、行動、やらないで後悔するより、やって後悔しましょう!
起業のパターンとしては
・しっかり起業資金を貯めてから起業する
・事業計画を立ててから起業する
・とりあえず会社を辞めたので起業する
・なんとなく会社を辞めて、なんとなく起業する など
人それぞれいろんなパターンがあります。どれが良いなんてことはありませんが、もちろん資金があった方が有利に起業できますし、事業計画があった方がやるべきことが明確なため有利に起業できます。
しかし、起業資金が無かったり、少なかったりしても、お金が無いなりに他人のふんどしで相撲を取るなど、創意工夫して起業を成功させた人はいくらでもいます。
また、事業計画があってもその事業計画がうまく遂行できないこともありますので、事業計画無しのノープランでひたすら行動して、前に進み続けるのも起業には必要だと思います。
そして、人生は有限です。長く生きたとしても高いレベルで働ける期間は限られています。20代~60代までが高いレベルで働ける期間です。
たしかに、社会経験をたくさん積んでから起業するのも良いと思いますが、現実的には若いからいくらでも未来が描けるのです。
若いから失敗しても大丈夫なのです。
蒔いた種を刈り取る
じゃあ、どうやって起業すればいいんだよ!!!と言われそうですが、起業は種をまくところから始めるべきだと思っています。
種の種類によってはすぐに芽が出るもの(結果がでる)や、なかなか芽がでないけど大きな花を咲かせるものなどありますが、とにかく種をまくことです。
起業するならいま立っているその場所から始めるのです。何をやるのか、それは将来のための種をまくことから始めるのです。
この種は起業する分野によっていろんな種類があります。ひとり社長の場合は賃貸物件を所有しているオーナー様を訪問して、DMを配布して、お取引き物件を増やすことから始めました。これが種まきです。
起業当初に種まきして獲得したお取引き物件が、今現在、収穫の時期を迎えてどんどん売上に繋がっています。
起業するなら将来どのような事業で成功したいのかを考えて、そのための種をまくところから始めるのが正解だと思います。
人は蒔いた種を刈り取るのです。種を蒔くという行動は、必ず何らかの反応をもたらします。悪い反応であったとしても、それを確認して、再検討してやり直せばよいのです。
※自分で蒔いた種は自分で刈り取る、鏡の法則など仕事に使える法則的なものをまとめてあります。詳しくは参照ください。
起業には目的と目標が必要です
起業する理由は人それぞれですが、事業を成功させるためには起業の目的が必要です。インターネットを社会に普及させよう!とか、このサービスで人々の暮らしを楽にしよう!とか、目的が明確な方が起業の成功率は圧倒的に高いです。
ひとり社長の場合は企業理念として起業当初から「賃貸管理業を通して社会に貢献する」という目的がありました。
しかし、目的は大きすぎて、遠すぎますので、目的のずっと手前に目印を立てるのです。これが目標です。
今年はここまでやろう、今月はここまでやろう、今週はここまでやろう、今日はここまでやろうという目標を決めるのです。
この目の前の目標を達成し続けることで目的達成へ近づいていくのです。これが起業の醍醐味です。
会社員であれば、会社や上司など他人から与えられた目標ですが、起業した場合は自分の理想である目的を達成するための手段としての目標になります。
目的が見失いそうなくらい遥か遠くても、近くにある目標を達成するために毎日毎日頑張りぬくのです。それしか起業を成功させる道はないのですから。
起業して簡単に事業を成功させた人はいません。だから、起業には目的と目標が必要なのです。
※目的と目標を定めることは思考することです。思考は現実化するとナポレオン・ヒルは言い残しています。詳しくは下記記事を参照ください。
起業を成功させる努力は量と質が必要です
事業の目的から目標を導きだしたら、あとは、それを達成し続けるだけです。起業当初は信用も資金も実績もありませんのでとにかく努力の量が必要になります。
顧客開拓で訪問をするなら毎日100件は訪問するという目標を決めて毎日靴をすり減らして訪問をし続けるのです。
この時点ではまだ結果は重要ではありません。とにかくたくさんの量の仕事をこなすことが重要なのです。この種まきが起業を成功させることができるか、どうかの分かれ目になります。
次にある程度の量の仕事をこなしたら、より効率を良くするためにたくさんの仕事量を分析して、効率の良いやり方に切り替えていかなければいけません。
見込客、見切客の区分けの仕方ややるべきこと、やらなくてよいことなどを判断していくのです。これは蒔いた種に早く芽を出させるために必要なことです。
起業を成功させるには努力の量と質が必要なのです。そして、その順番は量が先で、質が後です。とにかく量をやることから始めて、それから質を追求していくのが起業を成功させるために大切なことになります。
※日本ではブラック企業が話題になることが多いですが、世界中の頑張っているベンチャー企業が365日24時間体制で働いているのです。働きたくない人は働かなければいいし、起業して成功したいなら働くべきです。詳しくはこちらの記事を参照ください。
起業したら立ち止まらない行動し続ける
起業してうまく行かないことはたくさんあります。ひとり社長もなんども会社員に戻ろうとか、別の仕事をしようとか、考えました。
本当に仕事が手につかなくて茫然とした日々もあります。しかし、いま振り返ると起業して立ち止まったら終わりだなと思います。
その行動が間違った方向であっても、方向が間違っていたと教えてくれるのは、その行動なのです。
だから、起業したらとにかく行動し続けることが大切です。なかなか結果がでなくても、売上につながらなくても、とにかく行動する。
立ち止まったところからは何も生まれないのです。立ち止まったら起業は終わりです。行動し続ける先にしか生き残る道はないのです。
これは今のひとり社長も同じです。うまくいかないことがあっても、売上があがらなくても、行動だけは続けて行こうと強く心に誓っています。
起業したら行動し続けないとすぐに起業は失敗してしまうのです。
※辛いことかもしれませんが、起業して一度事業が動き始めたら止まることはできません。事業をより効率よくして自動化していけば楽に事業を行うことができます。詳しくはこちらの記事を参照ください。
起業するなら自分の経験と知識を活かせる分野を選ぶ
起業すると、その事業分野には先行している先輩会社がたくさんいます。その先輩会社は起業して会社を設立した瞬間から同業他社になるのです。
同業他社とは競い合う良きライバルであれば、良いのですが、現実にはお客様や売上を奪い合う関係になります。そのため、起業してすぐにサバイバルが始まると思ってください。
だから、起業する分野でおススメなのは自分の経験と知識を活かせて、すぐにサバイバルできる分野になります。
ひとり社長も大学を卒業後、商社と不動産会社で働いてきた経験と知識を活かして起業しましたので、起業当初から売上を上げつつ、業績を伸ばし続けてくることができました。
もし、自分の経験や知識がない分野で起業するなら、その分野の本や起業に関する本を読み漁り、インターネットで調べまくる必要があります。また、自分の足りない部分を補ってくれるパートナーが社内、社外問わず必要となります。
簡単に起業して、起業の成功率が高い道を選ぶなら自分の経験や知識が活かせる分野です。その分野が軌道に乗ってから、自分のやりたい新しい分野にチャレンジするのが良いと思います。
実際にひとり社長も賃貸管理・仲介業から始めて、リフォーム、エアコン工事、ウィークリー・マンスリー賃貸・民泊運営と新しい分野に進出をしてきました。
これを可能にしたのは賃貸管理業という事業の柱があったからです。その事業の柱は自分の経験や知識をフル活用して、行動し続けて築きあげたものです。
※起業におススメの本をまとめてありますのでご参考にどうぞ!
起業する自信がないならフランチャイズから始める
起業したいけど、起業する自信がない人は世の中にたくさんいます。そういう人は意外に起業に向けて貯金をしていたりします。そこでおすすめなのがフランチャイズでの起業です。
フランチャイズの場合は最初に加盟金を支払い、その後はロイヤリティを支払う必要がありますが、お金がかかる分、すでに出来上がったブランドや商品、仕組みを利用して商売をすることができます。
特に自分の知らない分野で起業するならフランチャイズの方が良いと思います。自分の知らない分野だけど商品や仕組みは用意されていますので、そこへ自分の真新しい価値観や視点を取り入れて起業に成功されて人はたくさんいます。
ひとり社長の場合も起業する直前までフランチャイズで不動産会社をやろうかと悩みました。ピタットハウス、アパマンショップ、エイブルなど大手の看板を付けて営業活動をした方が早く事業が軌道に乗ると思ったからです。
しかし、ひとり社長の場合はすでにお取引している顧客からの支援もあったため、結局は自分ひとりで起業することになりました。
でも、不動産会社のフランチャイズ募集の資料を集めて不動産会社の経営を学べたので、フランチャイズを検討した時間は無駄になりませんでした。
フランチャイズの資料請求なら インターネットから簡単にできます。ひとり社長はいまでもよく見ることがありますが、いかんせん、いろんな商売をやりたくなってしまいます。起業する気持ちを高めることにも役立ちそうですね。
※まぁ、最後は死ぬ気で起業しろ!ということです…では。
まとめ
起業という言葉は日本ではとても重く感じられます。これは社会的に起業して倒産したり、会社員に戻ったりした場合、失敗者の烙印を押されてしまうからです。
海外では起業の失敗は成功の元と考えられていますので、どんどん起業して失敗を繰り返しながら成功を目指していきます。
日本もそろそろ、起業に対する考え方を改めないといけないかもしれませんね。
まぁ、起業するのは自分自身の問題です。失敗を恐れずに今、立っている場所からすぐに始めるのが良いと思います。
うまく行かなかったときのリスクばかり考えていても人生は楽しくありません。失敗は成功の元、失敗はお酒のつまみ、そんな軽い考えで起業する人が増えると世の中がもっと面白くなるかもしれませんね。
※起業のアイデアに関する記事です。
以上、起業したい人へ起業の仕方をアドバイスしてみるでした!