「無」になる時間を持つことの大切さはいつも感じています。特に忙しい現代社会で働く人にとっては電話やメール、様々な仕事や悩みなどから解放される時間を持つことが大切なんだと思います。
アメリカのシリコンバレーでも積極的にヨガや瞑想を取り入れて何も考えない「無」になる時間を意識的にとっていることは有名です。
アイデアは「無」から生まれる
ひとり社長はアウトソーシングや業務委託を利用して仕事をしていますので、経営に関することはすべてひとりでやります。ひとりで悩み、ひとりで決定して、ひとりで責任を負うのです。
これはかなりキツイです。プレッシャーやストレスに押しつぶされそうになります。しかし、当たり前ですが、これでアルコールやドラックに逃げるのではなく、ひとり社長の場合は運動することで適応しています。
アイデアが湧く場所としては「馬上、枕上、厠上」が有名ですね。現代に言い換えると「乗り物に乗っている時」「ベットに横たわっている時」「トイレに座っている時」がアイデアが出やすいということです。
なぜ、これらの場所がアイデアを生み出すのか。
それはリラックスして「無」になれる場所だからだと思います。仕事の悩みや家族の問題、絶え間なく鳴る電話、絶え間なく届くメールがある場所では「無」になることができなくてアイデアを生み出すことが難しいからだと思います。
だから、ヨガや瞑想を取り入れて「無」の状態を意識的に作る必要があるのです。でも、もっと強制的に「無」の状態を作るのが有酸素運動です。
運動して脳を活性化させる
昔から運動など体を動かしているといろんなアイデアがどんどん出てきます。運動することによって酸素量が増えて、脳が活性かしていろんなアイデアが出ているのかと思っていましたが、これは脳科学的に見ても正解みたいです。
「活発な有酸素運動」が脳神経細胞を活性化させることがわかってきたからです。ひとり社長はヨガや瞑想にもチャレンジしていますが、いまいち「無」になれなくて困っていました。
煩悩(心身にまといつき心をかき乱す妄念・欲望)から解放されることなく、ヨガをやっていても、瞑想をしていても仕事の悩みなど考えてしまうのです。
しかし、運動、特にジョギングをしていると「無」になれます。最初は集中できなくても20分~30分程度走りある程度疲れてくると「無」の境地に入れるのです。ちょっと宗教的な表現になりますが、それは素晴らしい感覚だと思います。
身体は疲れているのに頭と心はさわやかにリフレッシュされるのです。また、運動して自分を鍛えているという意識が自分自身をより強くする感覚が持てます。
夢中になって何かやることで「無」になる
ヨガや瞑想、運動以外で「無」になることは、夢中になって何かをやることです。これは人によって違いますが、ひとり社長の場合は親しい友人と飲みながら夢中になって話をすることであったり、ひとりで釣りをしながら夢中になることであったり、Huluで海外ドラマを夢中になってみることであったりします。
自分が好きなことであれば夢中になって、他のことを考えない時間を作ることができるのだと思います。そうすることで緊張状態が続く脳や体をリラックスさせて交感神経を沈め、副交感神経を優位にすることができるのです。
まとめ
「無」になることによって脳や体を守ることができます。緊張状態が続き病気になる前にヨガをしたり、瞑想したり、運動したり、趣味に没頭することで「無」になり、リラックスして緊張を緩和するのです。
現代は本当にストレス社会だと思います。自分自身があまり行動していなくてもインターネット上では様々な情報が飛び交い、メールは頻繁に入ってきます。
そして、社会生活は人間関係が複雑になり、仕事は高度化されてストレスばかりたまるのです。
こんな時代を生きる僕らには「無」になる時間を意識してとることが大切なんだと思います。世界で一番活発に知的生産を行っているアメリカのシリコンバレーで瞑想が流行しているのもわかる気がします。
テクノロジー企業と瞑想は意外にも必然の関係なのかもしれません。ひとり社長も現在は運動や趣味に没頭することで「無」を作り出していますが、これからは意識してヨガや瞑想なども取り入れていきたいと思っています。