【最終更新日2018/2/13】
どの仕事で起業しようか悩んでいる人がいますが、基本的には自分がやってきたことの延長線で起業するのがいいと思います。まったく知らない分野では勉強しながら起業しなくてはいけませんので、最初から売り上げを確保するのが難しいのです。
- 新しいアイデアを実現する起業は難しい
- 既存のモノ、サービスに付加価値を付けてみる
- 付加価値を付けるだけならすぐに、いくらでもできる
- 自分の経験と能力をベースに既存のモノ・サービスに付加価値をつける
- まとめ
新しいアイデアを実現する起業は難しい
起業するときに新しい分野、今まで世の中になかった分野を探す人が多いですが、基本的には、その分野を見つけ出して、事業化するのは難しいので私含め、凡人の皆さまはやめておいた方がいいです。
新しいアイデアで起業することは、天才的なヒラメキがある人だけが許される行為です。そのため、起業するアイデアとしておススメなのは、既存のモノやサービスに付加価値を付けることです。
新しいアイデアは思いつくだけなら、いくつも出てくるかもしれませんが、新しいアイデアを事業化して、収益が上がるまで育てるのは本当に難しいと思います。
既存のモノ、サービスに付加価値を付けてみる
凡人、凡人、ひとり社長は凡人です。だから、既存の賃貸管理業の延長で起業しました。新しいアイデアなんてひとつもありませんが、起業の王道と言われるダンピング!!!先行他社より安くサービスを提供することで顧客を獲得してきました。
これは王道ですね。起業したばかりでお金も人もないときに、お金がものすごく欲しいのですが、それを我慢して、まず先に顧客を獲得することを優先させるのです。
ただ、先行している会社と違って、起業したばかりのころは会社の運営費なんて比べものにならないくらい安いです。それを武器にして、低価格でモノやサービスを提供すればよいのです。
そして、一定の顧客を獲得してから、モノやサービスに付加価値を付けて収益を上げるのが起業したときやるべき正攻法な運営の仕方です。
そこに新しいアイデアなどはありませんが、インターネットで簡単に、すぐに、安く、モノが買えたり、いつも受けているサービスが、同じレベルでもより安く利用できるなら、そちらを選択する人がいるものです。
付加価値を付けるだけならすぐに、いくらでもできる
最近、訪日外国人に人気のりんごがあります。りんごです。特別においしいのでしょうか?違います。りんごに文字を入れているだけです。
しかし、この文字を入れたりんごが訪日外国人から見ればとても魅力的に見えて、通常の2倍以上の価格で飛ぶように売れているそうです。
りんごの販売は日本全国どこでもしています。八百屋さんでも、スーパーでもしています。そのりんごに付加価値として文字を入れるサービスを付けたことで高値で売れ、また、人気が出たのです。
新しいモノを販売するよりも簡単ですよね。既存のモノに付加価値を加えて売上を上げたケースです。もちろん、りんごに文字を入れた寄贈品は昔からありましたが、文字入りりんごを訪日外国人向けに販売したのが新しい発想だったと思います。
サービスにしても付加価値はたくさんあります。たまによろしくない事案もありますが…
例えば、洗車です。誰もが洗車して車をきれいにしたいですよね。でも、待っている時間が退屈なので、ビキニを着たギャルが洗車するサービスを思いついた・・・人がいました。
もちろん男性に人気の洗車サービスになりましたが、いろいろな問題があり長続きはしませんでしたね( ´艸`)
サービスに付加価値を付けるのはアイデアがあり過ぎますね。メイド喫茶などもそうですね。喫茶店の店員さんをメイドに仕立てただけですが、人気が出て、少し高めの料金に設定することができます。
自分の経験と能力をベースに既存のモノ・サービスに付加価値をつける
新しいモノ・サービスで起業するのは大変です。そのため、既存のモノやサービスに付加価値をつけた事業で起業するのがおすすめです。
さらに、おすすめなのが自分の経験や能力を活かせる分野を選ぶことです。まれに素人の発想で成功する人もいますが、基本的には自分がこれまでに経験してきた仕事や自分にできることをベースに起業するアイデアを考えた方が良いでしょう。
既存のモノやサービスに自分の経験と能力を加味した起業アイデアであれば、起業の成功がぐっと近づきます。
そのため、まずは紙に自分の過去の経験と自分にできること(能力)を箇条書きに書き出しましょう。そして、それをベースに既存のモノやサービスを効果的、効率的にできるものがないか探しましょう。
まったく知らない分野では、起業して事業が成功するまでの長い道のりを耐えられずに挫折してしまう可能性が高くなります。
※これから起業するならシェアリングビジネスはおすすめです。時代にあったビジネスになりますので、自分の経験や能力にあったシェアリングビジネスを探してみてはいかがでしょうか?詳しくはこちらの記事を参照ください。
まとめ
すぐに起業するなら既存のモノやサービスに付加価値を付けることです。また、付加価値を付けたものを誰に向けて販売するのか、そして、その戦略をしっかり考えることが重要です。
そして、一度決めた事業目的や目標、計画はとにかく実行することです。実行すれば必ず結果はついてきます。結果が悪ければ修正すればいいだけです。どんな結果でも前に進まないよりはマシだと思ってください。
ひとり社長も今でも毎日、「失敗を恐れるな」「すぐにやる習慣をつけよう」と呪文のように唱えながら日々過ごしています。
ひとり社長の事業も既存のサービスに付加価値を付けただけですが、現在のところ受け入れてくれる人がいるため、何とか起業して3年間を生き抜くことができました。
これから先の3年間はその付加価値をさらに高め、ターゲットを絞り、より成果を上げていきたいと思っています。
以上、起業するなら自分の経験と能力をベースに既存のモノやサービスに付加価値をつけた事業にする!でした。