起業しても最初は仕事がまったくありません。起業はゼロからスタートするのです。だから、仕事を作り出すしかないのですが、最初はなかなか新規の仕事を作り出すことができません。そんなときには他社が積極的に取引をしていない人を取り込んだり、嫌な仕事でも選り好みせずにやるしかありません。
他社が取引をやめた人でも付き合い方次第でうまくいく?
起業したら、他社が取引をやめたり、やめたい顧客を取り込んで行くことが大事になります。他社が大切にしている顧客はなかなか奪う?ことはできませんし、自社に力がないのに大きな取引先を獲得してもかえって迷惑をかけてしまうことがあるからです。
ただ、問題は他社が取引をやめた顧客とうまくやっていけるかです…。残念ですが、人間関係としてはうまくいきません。他社が取引をやめるくらいですから人間的な性格に難がありすぎる人が多いからです。(けっして、人格攻撃ではなりません…たとえです)
しかし、ビジネス的にみると八方美人タイプの取引先よりも孤独な取引先の方が収益が大きくなることが多いのです。
性格に難があり過ぎて、みんな敬遠している人でも最初からこういう人なんだと割り切って付き合うことで、その顧客を独占することができます。
独占すると価格競争に巻き込まれることもなく、他社との競合もありませんので、比較的に楽に売上を上げて、収益を確保することができます。
不動産業界でも自社だけで取り扱っている物件は収益が高い傾向にあります。嫌な思いもするのですが難しい人と取引をするのは起業した直後にはとても大切なことだと思います。
なお、起業した後の自分を鍛えるならこちらを参照ください
起業したら嫌なこともしなくてはならない
夢を描いて起業してもすぐにうまくいくことはほとんどないと思います。起業したら一定期間はしたくない仕事や嫌なこともしなくてはならないのが普通です。
ブルーハーツの歌で「お金があるときは、そりゃ酒でも奢ってやるよ。お金がなければ嫌なことでもやらなきゃならねー」という歌詞を思い出します。
起業は0から始めますので仕事がありません。そのため、起業したら仕事を選ばすに嫌な事でも進んでやるべきです。
それができないと起業は絶対に成功しません。仕事の選り好みをできるのはストックビジネスで食べていくことができるようになってからです。
※ストックになるビジネスは起業におすすめです。詳しくはこちらをご確認ください。
嫌な仕事だろうと仕事があることに感謝しながら頑張れる人が起業で成功する人です。ひとり社長も起業当初は苦手な顧客と付き合い、苦手な仕事を率先してやることを重視していました。
ひとり社長も嫌いな人と付き合ってきました!
失礼な言い方だとわかっていますが、ひとり社長も起業してから今日までの3年間でたうさんの嫌な人と付き合い、嫌なこともしてきました。
他社が持て余して、取引をやめた家主様に声をかけて当社と取引をしているのです。
人の良い家主様だとたくさんの業者と取引をしていて、当社が後から取引を開始しても他社が客付けをしてしまったり、営繕やリフォームがあったときも他社を使うなど、あまりメリットがありません。
しかし、癖のある家主様はお付き合いをするのは大変ですが、当社だけの取引にすることが比較的に簡単です。
当社だけであれば、どんな募集条件でも結局は当社で客付けができますし、営繕やリフォームも当社で行うことになりますので売上も収益も多くなります。
ただし、本当にストレスは溜まります。言っていることがわけわからない家主様や急に裏切る家主様、すぐに嘘をつく家主様などまともに付き合うと頭がおかしくなりそうになります。
だから、最初からこういう家主様だからと自分に言い聞かせて嫌いな人でも取引をするのです。起業したばかりですから仕方ありません。
このような取引で売上を上げている間に他の取引先の開拓を急いで会社を安定軌道に乗せるのが目的です。
起業して事業を軌道に乗せて、起業が成功するまでの道のりはたくさんあります。今回のテーマである、嫌いな人と付き合い、嫌いな事もするということも、その道のりのひとつなのです。
起業が成功するための「成功の型」について書かれて本(「成功の型」を知る 起業の技術)もありますので、ぜひ読んでみてください。
起業して頑張るなら嫌なこともやる!
起業したばかりの頃は仕事がなくて、ちょっとした営繕工事やリフォームなどを未経験なのにいろいろ調べながら自分でやっていた時期があります。
また、仲介業務のご案内なども自分で車を運転してお客様をご案内していました。とにかく仕事であれば何でも自分でやるのが起業した直後の生活です。
夜中まで自社のホームページを作成して、それでも朝は早く起きて新規開拓に出かけ、途中でお部屋探しのお客様をご案内して、その後、苦情対応して、リフォーム工事の仕上げをするなど、そんな日々を送っていたときもあります。
仕事がなければ嫌な事でもやらなければいけないのです。昔は食べるために殺人以外はなんでもしたよという武勇伝と同じですね。
これから起業したい人へ参考になる記事です
まとめ
起業するなら強い決意を持って、なんでもやらなくてはいけません。そうしないと起業は絶対に成功しないからです。
頭を下げたくない相手にも頭を下げ、話したくない相手とも話しをするのです。とてもストレスが溜まり大変ですが、そこから得られる収益は大きいからです。
ひとり社長も取引先が増えたらこの人とこの人は取引をやめようと思っている取引先があります。
そんな取引先でも起業後の仕事がない時期であれば、我慢してお付き合いをするしかありません。
また、嫌な仕事、未経験の仕事でも、なんでも断ることなく自分でやることが大切だと思います。
ひとり社長も未経験の肉体労働系の仕事を自分でいろいろやりましたが、自分であまりやらなくなった現在でもその経験が経営に活かせれています。
嫌な人と付き合い、嫌なこともして、売上を上げ続けるのです。そして、会社が安定軌道に乗ったら、それからいろいろ見直しをしましょう。
何事も経験だ大切ですが、経験と同時に本をたくさん読むことも大事です。日経新聞を毎日読むのは当たり前で、プラスして本をたくさん読みましょう。
以上、起業を成功させるには嫌いな人とも付き合い、嫌な事もしなくてはならない!でした。