【最終更新日2018/6/30】
起業してから様々な仕事のやり方を試行錯誤してきました。これは常に問題意識があって、より良いやり方を模索しているからです。逆にもし、満足してしまったらそれ以上前には進めなかったかもしれません。
必要は発明の母です
物が不足している時代は物を得るために一生懸命働いて高度成長社会を実現させてきました。
しかし、物があまる時代になると働く意欲はなくなり、仕事を選ぶようになり、デフレスパイラルに陥っていくようになりました。
どんなものにも成長曲線のように上昇するときがあり、下降するときがあり、それを交互に繰り返すものです。
ひとり社長が民泊で利用しているairbnbは新興企業ながら企業価値は3兆円を超えていると試算されております。
日本のほとんどの会社がつい最近起業した会社に負けてしまうのです。そのairbnbの誕生秘話ですが、もともとは「家賃を支払うために」旅行客を自宅に宿泊させることにしたことから始まっています。
旅行客を宿泊させてお金を貰う、ここからネット上のサイトをくり、不特定多数無限大のお客様へアプローチしていったのがairbnbです。
シェアリングエコノミーという買うのでも、借りるのでもない、「分け合う」という新しい発想は「家賃が払えなくて困っていた」から生まれたのです。
必要は発明の母といいますが、不足している状態で解決策を全力で考えることで発明を生まれるという見本ですね。
「不足している状況」は不足を補うために積極的に行動する糧になる
もし、日常で不足がない生活をしている人がたまたま自宅に旅行客を宿泊させてお金を稼ごうと思いついても、なかなか行動に移さないでしょう。
不足していないので無理に頑張る必要がないからです。現状を維持していればいいだけですので思いついて行動する可能性は低くなります。
しかし、上記のairbnbの創業者の場合と同じように不足している状況にいる人にとっては行動こそが不足を解消する唯一の方法ですので、すぐに行動します。
家賃が払えないなら、すぐに旅行客を宿泊させてお金を稼がないといけないからです。そして、お金が稼げるようになるともっと大きなビジネスにできないかと考えだして少しずつビジネスを大きくしていきます。
不足している状況はけして悪いことではありません。ひとり社長も起業したばかりの頃は何もない状況でしたが、それでも少しずつ仕事をとってきて3年目を迎えることができました。
不満があっても前向きに解決すれば会社は育つ
最近思います。不満があっても、その不満を前向きに捉えて解決すれば人も育つし、会社も育つと思います。
ひとり社長は「試練は成長するためにある」という言葉が大好きです。よくサラリーマン時代にトラブルや苦情があると、この試練は成長するためにあると自分に言い聞かせていました。
理不尽な苦情でも、前向きに解決することで人は成長できるような気がします。そして、人が成長すれば会社も成長するはずです。
不満で一番悪いのは、仲間内で不満を言い合って終わりにするパターンです。多少のストレス解消にはなったかもしれませんが、せっかく成長できるチャンスを逃してしまっていることに気付いていないのです。
不満があれば、その不満の原因をよく考えて、その原因を前向きにとらえて解決するぞ!と頑張る必要があります。
ひとり社長は起業してから本当にたくさんのピンチがありましたが、なんとか後ろを向かずに前向きに対応してきたおかげで今があると思っています。
まとめ
戦後の焼け野原から日本の再生が始まりました。物がない時代は夢と希望にあふれていました。頑張って仕事して良い家に住みたい、テレビが欲しい、洗濯機が欲しいなど物欲もたくさんあったはずです。
しかし、現在では住む場所もあり、家電製品も全てあり、仕事しなくても生活保護が受けられて…これでは頑張って生きることが難しいですよね。
満たされているのです。満たされることは本当に良いことだと思いますが、世界は動き続けています。日本だけが満たされたからといって頑張らなくなれば、満たされていない国々の頑張り屋さんに追いつかれ、追い越されてしまうことは目に見えています。
だから、意識的に不足している状態、不満を持っている状況を作り出すことが今後必要だと思っています。
仕事や生活の中で不足しているものを見つけ出すのです。また、仕事や生活の中で不満を見つけだすのです。そして、それを前向きに改善することで仕事も生活も良くなっていくと思っています。
以上、「家賃が払えなくて困っていた」からシェアリングビジネスのairbnbは誕生した!でした。