【最終更新日2018/3/3】
ひとり社長というビジネスモデルは、ひとり社長自身が仕事を作り出し、その仕事は他人に任せることでなりたっています。時間のかかる仕事を業務委託の方にお任せすることで生産性の高い仕事を作り出すことに集中できるのです。
ひとり社長の仕事は「仕事を作ること」
ひとり社長は仕事の計画・立案から営業活動・経理業務などすべての業務をこなさなければいけません。
しかし、すべての業務をひとりでやっていると規模の小さな仕事しかできませんし、たくさんの仕事をすることもできません。
そのため、実際の業務を他人に委託することで大きな仕事、たくさんの仕事をこなしているのです。一言でいえばひとり社長の仕事は「仕事を作ること」です。
業務を委託するとは?
ひとり社長が仕事の計画や立案をして、営業活動をして仕事を作り出したら、実際の業務は他人に業務委託をしてやってもらいます。
もちろん、ひとり社長自身がその業務に精通していないと、業務のスキームや業務の過程を確認することができませんのでひとり社長自身がその業務をやってみて、習得した後に業務を委託します。
・ひとり社長 ➡ 仕事を作る(営業活動)
・業務委託 ➡ 仕事をする(サービスの提供)
ひとり社長が仕事を計画して、営業活動をして仕事を作り出したら、まずは、ひとり社長が自分でその仕事をやってみて効率の良いやり方を把握します。
そして、それを誰にでもできるような作業マニュアルにするのです。こうすることで作業のレベルを均等化したり、業務委託の方を即戦力として作業して頂くことができるようになります。
※起業の仕方、起業して成功するための方法はこちらの記事を参照ください。
業務を委託するメリット!
業務を委託することの利点はたくさんありますが、大きなメリットとしてはひとりではできない大きな仕事やたくさんの仕事をできることにあります。
ひとり社長の場合で言えば、ウィークリー賃貸の運営などは複数のお部屋を稼働させていますのでとてもひとりでは運営できません。
予約を受け付けるオペレーターやお部屋の清掃をしてくれる人がいて初めて、ウィークリー賃貸を複数運営できるのです。
ひとり社長がやっていることは、ウィークリー賃貸の計画・立案と営業活動、経理業務だけです。
あとは計マニュアルに沿って業務委託の方にやって頂いているのです。時間で考えると計画の立案や営業活動よりも現場での仕事の方が時間がかかります。
そのため、時間がかかる現場作業を業務委託にお任せすることでひとり社長自身は時間にゆとりができます。そのゆとりの時間で遊んでもいいし、学んでもいいし、もっと仕事を獲得する営業活動をしてもよいのです。
※起業するのにオフィスなんて必要ありません。低コストで起業できる時代です。インターネット上のサービスをフル活用して起業しましょう。詳しくはこちらの記事を参照ください。
ひとり社長というビジネスモデルに役立つ本
アメリカの起業家たちがみんな読むと言われている「はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術」です。
ひとり社長のビジネスモデルと同じ内容となっております。この本の中ではスモールビジネスという言葉を使っていますが、ひとり社長のビジネスモデルとまったく同じ内容になります。
「自分がいなくても、他の人が同じように事業を回せる仕組み」を作ることを重視しています。収益を生み出す事業を定型化して、パッケージにすることで他の人に仕事を任せるのです。
そうすれば、自分は仕事をしなくても良くなります。そして、自分は仕事を作り出したり、その他の業務をすることができるのです。
起業するなら必ず読んでおいた方が良い本です。アメリカのベストセラー本ですが、有名な「7つの習慣」や「ビジョナリーカンパニー」などの本よりも起業家には読まれている本です。
責任はすべてひとり社長がとる
トラブルや苦情対応はもちろん責任者であるひとり社長が行います。ただ、幸いなことにスキームがしっかりしていればトラブルや苦情はほとんど発生しませんので、ひとり社長はジミに発生するちょっとしたトラブルの対処をします。
たとえば、ウィークリー賃貸でベッドのスノコが壊れていると連絡があれば、交換用のスノコをすぐに購入手配をしましたが…ベッドサイズに合うスノコが売っていなかったため、大工仕事をして修理をしました。
この程度のことですが、これを業務委託の方にお願いするのは難しいのです。マニュアル化されていない仕事はやり方もわからないし、報酬も決まっていないため、結局は責任者であるひとり社長がやるしかないのです。
「責任」という部分はひとり社長しかとることができません。
脱サラしてひとり社長になってからは自宅にいる時間が長くなったので料理ができるようになったり、ゴミの分別がわかるようになったり、日用品の買い物に行くと価格に敏感になったりしています。
これは仕事を業務委託しているため、ひとり社長自身は自宅で仕事をすることができるようになったからです。現場に行く必要はないのです。
※ひとり社長は自宅ではL字デスクで仕事をしています。ちょっとしたことですが、仕事の効率がものすごくアップしますのでおすすめです。
振り返ってみるとサラリーマン時代は仕事と仕事関係の飲み会くらいしか能がなかったなと今頃になって気がつきました。
まとめ
ひとりだからと言って小さな仕事しかできないわけではありません。また、少ない仕事しかできないわけでもありません。
ひとり社長は頭脳であり、創造者です。仕事を作り出して、その仕事を他人に委託することで大きな仕事やたくさんの仕事に取り組んでいます。
そして、いまはインターネットで必要な情報が簡単に手に入る時代です。また情報だけでなく必要なスキルも手に入ります。
クラウドソーシングやココナラではいろいろな仕事を安く頼むことができます。自分でできない翻訳であったり、デザインであったり、プログラムであっても簡単に頼むことができるのです。
これからはひとり社長というビジネスモデルはさらに拡大していくと思っています。また、そのひとり社長同士がアライアンスを組んでさらに大きな仕事に取り組む時代が来るのかもしれません。
起業してよかった。いい時代に生まれたと感謝しています。
以上、ひとり社長というビジネスモデル~仕事を作り出し、仕事は他人に任せる~でした。