ひとり社長がサラリーマン時代にいつも自分に言い聞かせ、社員に言い聞かせていたことが「言い訳するな」です。
言い訳をすると人は成長しない
仕事はPlan Do Seeで行っていきます。計画を立てて、実行してみて、その結果を確認して、計画を修正して、実行してみて、その結果を確認して・・・で進めていきます。
しかし、このサイクルの中で「言い訳」をしてしまうと、その仕事のレベルが極端に低くなります。
どんな結果にも「言い訳」を付けることができます。他人のせい、物のせい、世の中のせいにすればいいだけですから簡単です。
しかし、言い訳することによって、本来であれば、もっと努力すればより良い仕事ができたはずなのに、そのチャレンジをしないで言い訳で終わってしまうのです。
これでは成長できません。言い訳することでチャレンジを放棄してしまっているので、仕事のレベルは低いし、周りからの評価も低いし、自分も成長できなくなります。
だから、言い訳は絶対にしてはいけないのです。非があれば素直に認めるところから始めることが人として大事なことだと思っています。
言い訳しなければあきらめずに続けることができる
言い訳しないと、どんな結果であれ肯定的にとらえることができます。失敗したって、その失敗は一時的な結果に過ぎず、言い訳しないで、素直に反省して、次につなげていきます。
言い訳しなければあきらめずに仕事を続けることができるのです。ひとり社長も起業してからいつも思います。すべてが順調に行くことはないと!
起業してから成功したことも、失敗したこともたくさんありますが、それは一時的な現象でしかなく、まだまだ起業が成功したのか、失敗したのかは答えが出ていません。
しかし、いままで本当に辛い失敗も何度もしてきましたが、言い訳をしないで、すべてを自分の問題だと捉えて、修正しながら、あきらめずに事業を続けてきたことで現在の時分がいると思っています。
起業したあとに将来の不安に押しつぶされそうになりサラリーマンに戻ろうと思ったことは何度も何度もあります。
それでも現在まで続けられてきたのは言い訳をしないですべてを自分の問題だと考えて行動してこれたからです。
自分が前向きに努力すれば、周囲もその流れに合わせて動き出します。言い訳してしまえば、ものすごく楽ですが、言い訳した時点ですべてが終わってしまいます。
東日本大震災の時も言い訳をしないで売上を維持できました
ひとり社長は不動産会社で店長として10年間勤務していました。店長時代はいつも言い訳しないことを自分にも社員にも課していました。
言い訳をしなかったからいつも業績が良かったんだと思います。東日本大震災の時にも繁忙期の真っ最中だったために、来店数が大幅に減少してどのお店も大幅に売上をおとしていました。
しかし、ひとり社長のお店はほとんど売上を落とすことなく繁忙期を乗り切ることができました。
それは震災を言い訳にしなかったからです。大震災で世間がパニックになっていて、お客様が来店されないから売上が上がりませんと言わなかったからです。
残念なことに周りのお店は大幅に売上を落としました。それは言い訳をしたからです。売上を落としても「震災の影響だから仕方ないよね」と言い訳をしていたため売上が大幅に落ちたのです。
いま考えれば鬼ですが、ひとり社長は当時、店内で繰り返しこう言っていました。「大震災でみんな大変だけど、4月になれば東京へきて大学へ通学したり、会社への通勤が始まります。震災があったから4月以降の生活が白紙になったわけではありません。いまは震災直後で交通期間も混乱していますが、4月からは新生活が始まりますのでお部屋を借りることを中止することはありません。」
「だから、ご来店ができないお客様にはインターネットや郵送でお申込みを受け付けたり、契約手続きをしてあげてください。4月からの新生活を気持ち良く始められるようにお手伝いをするのが私たちの仕事です。」
まぁ、鬼ですね。震災直後で、かつ親族で被災した社員がいる中で繰り返し伝えた言葉ですから…ただ、震災を言い訳にしなかったことで売上目標を達成できたのは間違いありません。
まとめ
ひとり社長は20代の頃、フットサルをしていましたが、その時のチームのスローガン?が「挫折禁止」でした。
社会人になるとフットサルをやる体力が厳しく、また仕事が忙しくてなかなかフットサルへ参加できなかったりします。
そのため、チームのスローガンを挫折禁止として、フットサルを続けることを禁止したのです。もちろん、試合でも挫折は禁止です。
昔から背水の陣といいますが、後ろがなければ前に進むしかありません。言い訳を禁止したり、挫折を禁止するのは、後ろに下がったり、後ろを振り向かないようにすることです。