昔、ビジネスパートナー募集のサイトで知り合った人に「なぜ、不動産業をやりたいんですか?」と聞いたら、その人は「キャッシュポイント」を増やしたいと言っていました。当時のひとり社長にはよく意味が解りませんでしたが今ならわかる気がします。
ひとり社長の売上(収入源)一覧
賃貸仲介業関連
・仲介手数料・・・お客様から頂く手数料
・広告料・・・オーナー様から頂く手数料
・契約事務手数料・・・契約事務に関する費用
・鍵交換代・・・自社で交換をするためシリンダー費用以外は収入
・24時間サービス・・・24時間365日対応できるサービスの紹介手数料
・保険料・・・保険代理店としての収入
・保証料・・・保証会社の紹介手数料
結構、項目が多いですね。一部屋仲介するだけで十分な利益を得られるのが不動産業の魅力です。ただし、競争相手も多いので生き残るのは大変ですが…
賃貸管理関連
・管理料・・・毎月必ず入ってくる管理料収入
・定期清掃代・・・こちらも毎月必ず入ってくる定期清掃代
・家具家電レンタル料・・・自社で購入したレンタル用品を貸し出している
・サポート料・・・自社管理物件の入居者より入居者が支払う管理料として受領
管理業務の売上はストック収入です。上記4点は毎月必ず入ってきます。営業で売れなくて売上が0円なんてことはありません。
リフォーム売上
・営繕工事・・・入居中に苦情が入って壊れたものを修理したりする場合の収入です
・原状回復工事・・・退去後のリフォーム工事です。
リフォームの売上も不動産業を行っていれば必ず発生する売上になりますので、ある意味ではストック収入と言えます。
更新関連
都心部の賃貸には更新があります。通常は2年契約の2年更新です。
・更新事務手数料・・・更新のご案内、更新契約手続きの手数料です
・保険料・・・保険代理店としても手数料
・保証料・・・保証会社の紹介手数料
・24時間サービス・・・24時間365日対応できるサービスの紹介手数料
こちらも2年ごとに定期的に更新がやってきますのでストック的な売上になります。また、更新しないで解約になった場合でも上記1)の仲介売上につながってきますので更新しても、解約しても当社の売上になります。
簡易宿泊所関連
・レンタル料・・・サブリースしたお部屋を簡易宿泊施設に貸し出す手数料
・運営管理料・・・業務委託の方が運営して、それを補佐する手数料
・清掃費・・・宿泊客が退室した後の清掃費
レンタル料に関しては、賃貸管理の管理料と同様なものです。宿泊施設として利用している限り毎月売上になります。また、運営管理料と清掃費も宿泊施設の運営に必要なものとなりますのでこちらも継続的に売上を得ることができます。
まとめ
これ以外はネットビジネス関連を現在模索中です。現在の会社運営はインターネットをどれだけ効率良く使えるかがポイントとなると思っています。不動産業、観光業と関連したネットビジネスに詳しい方、また、一緒に事業をやってみたい方、ぜひご連絡ください。
ひとり社長の売上一覧を見てみると「ストックビジネス」を意識しまくっているのが良くわかります。上記1)の賃貸仲介だけが毎月の定期売上に該当しません。
賃貸仲介はフロー型のビジネスです。売上金額は大きいですが、仲介し続けなければ売上が維持できないビジネスモデルです。
もし、ひとり社長が体調を崩して長期入院などしてしまったら売上が0になってしまいます。そのため、ひとり社長や起業したばかりの人はストックを意識したビジネス展開をした方が良いのです。