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ひとり社長の奮闘記

脱サラしてひとり社長として生きる!人生を最大限に楽しむためにひとり社長として日々奮闘しています!

誰も責任をとらない組織〜石原都知事の会見を見て〜

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今日、石原前都知事が豊洲問題のことについて記者会見を行いましたが…結局は誰も責任をとらない行政という組織が浮かび上がっただけで終わりました。

江戸時代から続く無責任体質

石原前都知事の会見をみて江戸時代のお役人様を思い出しました。諸外国からみて江戸幕府の役人は誰が責任者かわからず、誰も責任をとらない組織に驚いたそうです。

 

そして、一方の薩長は責任や態度が明確で組織が機能していたため、いずれは薩長が勝つのではないかと英国が予想したという内容です。

 

昨日の石原前都知事の会見で特徴的だったのは「みんなで決めたこと」と強調していたことです。石原前都知事としてはみんなで決めたことだから自分だけが責任があるわけではないと言いたかったのでしょう。

 

ただし、これを言い出したら「みんなで決めたことだから誰も責任とらなくよい」ということになりますね。

 

偉そうな肩書をたくさんお持ちのお役人様の組織が実質的には責任者がいないことになります。責任がなければみんないい加減な仕事をしますので組織としては死に体になってしまいますね。

組織のトップの責任

石原前都知事はこうも言っていました「下から上がってきた案件だから自分は断ることができなくて、ただ印鑑を押しただけだ」(簡単な口調に変えています)

 

下のいろいろな部署や第三者の委員会が話し合い決めたことだから都知事という責任者としては良い、悪いを判断することなく、ただ、ただ、印鑑を押して許可しただけだとい言っているのです。

 

こんなばかな話はありません。大きな組織でも、小さな組織でも、組織はトップがすべてです。下から上がってきた案件をやみくもに承認していたらすぐに会社は潰れますよ。

 

組織のトップは組織全体をよく観察して、組織の現状や置かれた立ち位置、組織の過去から未来までよく考えて、いろいろな案件を裁可していかなければいけないはずです。

 

どんな素晴らしい案件でも、組織の現状にあっていなかったり、組織の方向性と違えば、裁可しないのは当たり前のことです。

 

それこそが組織のトップの責任なはずです。組織のトップだから下からあがってきたものに何も考えずに印鑑を押すなんて…こんなバカな話はありません。

誰も責任をとらない組織

石原前都知事の記者会見と、豊洲の盛土問題の調査結果を見て思いました。日本の公務員組織は誰も責任をとらないんだなと…。

 

小池都政になり移転予定の豊洲市場に盛り土がされていないことがあきらかになりました。各関係部署は口をそろえて、盛り土はしてあるものだと思った、そして、いつの間にか盛り土をしないのが当たり前の規定路線になっていたと言っているのが印象的でした。

 

また、都庁の内部調査結果においても最終的には「いつの間にか盛り土をしないことになっていてその判断をした責任者はわかりません」という結果でした。

 

本当に驚いたのを覚えています。会議は大なり、小なり、議事録をとっているはずですし、盛り土をしないという決定をした会議や人たちはいたはずです。

 

それなのに、都庁の内部調査ではそういう決定をした会議や人たちはいなかったことになっているのです。なんとなくそうなったという結論だけ出して調査が終了しています。

 

あぁ、すごいな税金で運営される組織って、こんなものなんだ!!!と強い印象を受けました。民間企業は自分たちで働いて稼いだお金で運営していますからそのお金の使い方に対しての責任がものすごく思いです。

 

事業がうまくいかなくて売上が減れば、トップは責任をとり辞任します。また、不祥事があれば自分がやったことではなくても引責辞任や減給などの責任をとります。

 

でも、公務員はそうではないんですね。どうせ、税金だから・・・ということなんでしょう。

本当の悪は表に出てこない都議会のドン

もうひとつ思ったのが本当の悪は表に出てこないという印象です。都議会のボスであるドン内田さんはいろんなところで都庁職員と強いパイプを持っていたはずです。また、築地移転、豊洲問題についてもたくさんかかわっていたはずなのになかなか名前が表に出てきません。

 

一部マスコミでドン内田さんの名前が取り上げられてもすぐに出てこなくなる印象を受けます。もし、と築地移転・豊洲問題で利権が絡む人がいたとしたら誰なんでしょうか?

 

その辺もこれから明らかになるといいですね。東京都の組織としては、政策・立案・実行部隊の都庁職員とその案件を裁可する責任者の都知事、そして、都庁を監視する都議会があります。

 

もし、都庁と都議会のパイプ役がいて、そのパイプ役の取次で物事がなぁなぁで決められていたら怖いですよね。

 

都議会の監視が無意味になっていたら都庁は税金をじゃぶじゃぶ無駄使いできることになります。

 

あるテレビ番組で都議会自民党の幹部議員が「都庁は本当のことを言わないからこちらとしても正しい判断ができない」と言っていたのには驚きました。

 

都庁が本当のことを言うように指導・監視するのが都議会の仕事なのに、都庁が嘘をつくから悪いと言っていたのです。もちろん、嘘やごまかしは悪いことですが、それを取り締まる立場の人がその職務を放棄したらどうしようもありません。

 

こんな都議会だから築地移転・豊洲問題はここまでこじれたのを理解してほしいですね。

まとめ

今回の石原前都知事の会見や盛り土問題の調査結果を見て、ひとり社長は思いました。ひとり都知事になろうと…。

 

責任のない最高責任者というトップになれるのなら、それほど楽なことはありません。東京都知事の年収は平均で約2500万円、4年間務めた退職金は約4000万円です。

 

都知事を1期4年務めるだけで1億4千万円の収入です。それだけ責任の重い職種なはずです。しかし、石原前都知事の会見を見ているとみんなで決めたことだから私だけの責任ではないですよ!という残念な会見になってしまいました。

 

組織のトップの責任について改めて考えさせられる会見でした。