起業するのが簡単な時代になりました。あとは、あなたが起業するか、しないかを決めるだけです。そして起業すると決めたら、その時、その場所からすぐに行動をすればよいのです。この記事ではこれから起業する人へ向けてちょっとしたアドバイスを書いています。
現代の起業は事務所も店舗もいらない!
起業が簡単になった理由は法律面で言えば、最低資本金制度がなくなったからです。昔は株式会社を設立するには1000万円、有限会社を設立するには300万円の資本金を用意する必要がありました。
しかし、会社法の改正により、株式会社制度と有限会社制度が統合され、合わせて最低資本金制度は廃止されました。そのため、現在では資本金1円から会社設立登記ができるのです。
もちろん、会社の運転資金である資本金が1円では起業してすぐに倒産しそうですが・・・法的に株式会社を設立するのが簡単になったおかげで起業する人が増えたのも事実です。
さらに、現代はインターネットという最強の武器があります。インターネットの普及によって不特定多数無限大の人々とつながることができますので、良いアイデアや良い商品、良いサービスを簡単に不特定多数無限大の人々に提供することができるようになったのです。
また、昔は起業して会社を設立すると事務所や店舗を借りて、電話を設置するところから始めましたが、現代ではパソコン1台あれば簡単に起業して事業を開始することができるのです。
会社の所在地(住所)はホームページになり、会社の電話番号はメールアドレスに置き変わったのです。
現代の起業では会社を資本金1円で設立して、自宅の部屋でパソコン1台で事業を開始することができます。
会社の所在地(住所) → ホームページのURL
会社の電話番号 → メールアドレス
見切り発車の起業でも良い!走りながら考えろ!
起業資金を日本政策金融公庫で借り入れようとすると事業計画書を提出しなければいけません。たしかに事業計画がしっかりしていた方が計画的に事業を行い、起業の成功が高まる可能性もあります。
しかし、現代は時の流れが早い時代です。事業計画書を作成した時と実際に事業を行っている時では事業をとりまく環境が大きく変わっていることが多々あります。
ひとり社長も起業した当初は賃貸仲介業や賃貸管理業を中心に事業を展開していく計画でしたが、事業を開始したあと賃貸市場は少子高齢化や供給過多などによる空室問題等で成長が鈍化していきました。
そうした状況の中で空室を利用した民泊という新しいジャンルが急成長してきたのです。ひとり社長の事業計画にはもちろん民泊という記載はありませんでしたが、時代の流れにのり民泊の運営を行い、その後、ウィークリー・マンスリー賃貸へと発展させてきました。
起業当初は想像しておりませんでしたが、現在、ひとり社長が行っている事業の3本の柱のうちの1本がウィークリー・マンスリー賃貸やシェアパーキング運営の不動産活用事業です。
ひとり社長の運営している事業内容
・不動産事業(賃貸管理・仲介・リフォーム・エアコン工事等)
・不動産活用事業(ウィークリー・マンスリー賃貸の運営・シェアパーキングの運営)
・WEBサービス事業(ネット広告・物販等)
いろいろ考え過ぎて起業できないのは大変もったいないことです。先のことなんて、いくら考えても正確に予測できません。だったら見切り発車でもいいからすぐにその場所から起業すればよいのです。
走り出して、走りながら考えればよいのです。人生も起業も山あり谷ありですが、谷を迎えたらその時に臨機応変に対応すればよいのです。谷は試練かもしれません。しかし、その試練が成長につながっているはずです。
「改善」こそ、現代の起業における成功の秘訣だ!
走りながら考えるとは、常に「改善」を続けていくことです。仕事のやり方から日常の過ごし方まで常に改善することが現代の起業における成功の秘訣だと思います。
例えば、最高のホームページを作ったとしても、その最高とは現時点の最高であって、事業環境が変わった後の最高ではないかもしれません。
お客様へ提供する商品やサービスも現在は最高レベルのものであっても、この先も最高だとは限りません。だから常に改善が必要なのです。
トヨタ自動車にエスティマという車がありますが、大幅なモデルチェンジはあまりしないのですが、毎年マイナーチェンジをくり返してロングセラーの車になっています。
どんなに有名なウェブサイトにしても常に改善をくり返して、より使いやすく、よりSEOに強くしているのです。
起業も同じです。なんとなく起業して、走りながら考えて、改善を続けて行くことで起業の成功という階段を登っていくことができるのです。
まとめ
昔は起業するときには事務所や店舗を用意して、会社に電話をひいてから仕事をはじめました。
しかし、現在ではいま住んでいる自宅ですぐに起業ができる時代です。パソコンだけでも可能ですし、パソコンと外回りの仕事を組み合わせてやる仕事もたくさんあります。
名刺に記載する会社の住所や電話番号も現代では、会社のホームページのURLとメールアドレスだけで充分です。会社の住所や電話番号の記載がないからと言って信用が低下することはありません。
ネット社会では会社の住所よりも会社のホームページの方が信用があります。ただ、起業して会社を設立したら、その会社が誰からのために役立っているか考えながら仕事をしましょう。
誰かの役に立ち、社会の役に立つ会社(仕事)であれば、自然と起業は成功するはずです。
逆にやってはいけないことは、お金、お金、お金と稼ぐことばかり考えることです。誰かを騙してお金を稼いでも、それはあぶく銭です。身につかないお金だからです。
誰かが困っていることを解決したり、誰かの助けになったり、社会がより良くなる仕事であれば、自然と事業が成長して、起業が成功するはずです。
以上、簡単に起業できる時代!現代の起業には事務所も店舗も電話もいらない!でした。