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ひとり社長の奮闘記

脱サラしてひとり社長として生きる!人生を最大限に楽しむためにひとり社長として日々奮闘しています!

本から学ぶ!大切なことはやっぱり本からしか学べない!経営学を読んで

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長い夏季休暇を取ったこともあり、ひとり社長は最近、本をたくさん読んでいます。それも新しい本ではなくて、過去に購入して一度読んだ本を読み返しています。そうすると当時はなんとも思わなかった本でも、起業した後のいまの自分が読むと全く違う感想を持ちます。

ヤマト運輸の小倉昌男さんの「経営学」に学ぶ

小倉さんの経営学はずいぶん前に日経新聞の書評ですごく評判がよかったため、購入した本です。

当時、サラリーマンだったひとり社長は残念ながら内容を理解することができずに、あまりたいしたことない本だなと思った記憶があります。

しかし、何か感じるものがあったので本自体は捨てずに保管しておきました。そして、起業してからは2度、3度と読み込んでいます。

ものすごく為になる本で、すごい本だなと思います。今日はその「経営学」から学んだことを少し書いてみたいと思います。

当たり前だけど他人より「よく働くこと」が基本です

起業して成功したいなら他人よりよく働くことが大切です。十分な資金を用意しても、緻密な事業計画を作成しても、日々の頑張りがなければ起業は成功しません。

また、サラリーマンであっても社内でとびぬけた成果を出すためには他人よりもよく働くことが大切です。

もちろん、時流にあった商売だとか、他社と差別化された戦略とか、画期的なアイデアも必要になりますが、それは「よく働いた」という基本があっての話です。

簡単に言えば、他人より毎日1時間多く働けば、その分仕事の成果は大きくなります。また、その働き方も「働き一両、考え五両」でよく頭を使い、よく考えながら働けば、さらに成果を大きくすることができます。

ミクロでダメならマクロで考える

ミクロとは小さな単位で考えることを指します。マクロは逆に大きな単位で考えることを指します。

ヤマト運輸が宅急便を始めるときに、一般家庭から不規則にでる荷物をどのように集荷するのかでずいぶん悩んだそうです。

単純に考えても、いつ出るかわからない一般家庭の荷物を効率良く集荷するのは困難なように思います。

しかし、小倉さんは「一般家庭から出る荷物は、はたして本当に偶発的に散発的なものなのだろうか?」と思ったそうです。

そして、人間が生活して、その必要から生ずる輸送の需要は個々人から見れば偶発的で散発的でも、大きな視点(マクロ)で見れば、一定の量の荷物が一定の方向に向かって規則的に流れているのではないかと考えたそうです。

この発想までたどり着いた時点ですごいですよね。種明かしをされてしまえば大したことないように感じますが、種がわからなければものすごい発想です。

三方良しのビジネスモデルを作る

マクロで考えた結果、一定の量の荷物が一定の方向に向かって流れていることがわかったとして、それをどうやって効率良く集めるかが問題になります。

集荷依頼があるたびに各家庭を回って集めていたら効率が悪くなってしまいます。そこで「取次店」の設置をしたのです。

郵便局みたいにたくさんの局を作り、郵便ポストを作ることは法律的にも費用的にも難しいため、商売をしている酒屋さん、米屋さん、そのうちコンビニに取次店になってもらったのです。

この取次店が成功したのは三方良しのビジネスだったからです。当時、500円だった宅配料金を、取次店に持ち込めば、100円割引になりました。

いつ集荷にくるかわからないものを待っているより、近くの取次店まで荷物をもって行って、さらに100円割り引かれるならその方がよいという利用者が多かったみたいです。

また、取次店も一個取り次ぐたびに100円の手数料収入があり、また、荷物をもってきた利用者がほかの商品を買っていったりして、本業の売り上げにも貢献したのです。

ヤマト運輸としても決まった時間に、決まったルートで荷物を集めることができるようになったため、経費として200円を支払ったとしても、効率が上がり、経費以上の成果を上げることができるようになったのです。

三方良しですね。荷物を発送する人も、荷物を取り次ぐ人も、ヤマト運輸も喜んでいるからこのビジネスモデルは強いです。

 一般家庭から集めた荷物を一般家庭に配達する工夫

一般家庭からの荷物を取次店を設置することで効率良く集められるようになっても、それを効率良く、また、できるだけ早く(翌日)に荷物を届けられる仕組みが必要です。

これもミクロ的な視点で見るととても困難に感じます。商業荷物と違って、一般の各家庭に配達しなければいけませんので気が遠くなるような規模のスキームが必要となります。

これをヤマト運輸はハブ・アンド・スポーク・システムを応用することで解決したのです。これはマクロという大きな視点から見れば、なんとかできそうと思えるギリギリのシステムです。

家庭や取次店からの荷物はデポに集めて、それを地域ごとに設置したセンターに集め、さらに大きな集約施設のベースに集めるのです。

そして、ベースで発送地域ごとに仕分けして、その発送先のベースに配送するのです。そして、翌朝までには発送先のベースについて、それをセンター、デポへ配達して家庭まで届けるのです。

家庭から出た荷物も、荷物を各家庭に配送するのも同じ発想です。バラバラに散らばった荷物も集約することで、大きな単位となり、それを各地域に向けてまとめて配送する仕組みがあれば、各地域にある小さなデポという単位の営業所は地域の荷物を集めて、荷物を地域に配達するだけの機能に特化できるのです。

あとは、デポからセンター、センターからベースに移送する仕組みが自動的に毎日稼働していれば、効率良く荷物の集配達することができるのです。

まとめ

なぜ、サラリーマン時代にこの「経営学」を読んでピンとこなかったんだろうと思うくらいすごいためになる本です。

しかし、サラリーマン時代は経営者的な主体的な考え方をもっていなかったので理解できなかったのは仕方ないことなのかもしれません。

なお、このヤマト運輸の小倉昌男著「経営学」に学ぶは、後日の(下)に続きます。ひとり社長的にはブログは長くても3000文字くらいまでしか読む気がしないからです。

それにしても、読書は役に立ちます。インターネットで大切な情報をいくらでも見ることができますが、記憶に残って、それを実務に活かそうとするとやはり読書をすることが大切だとあらためて思いました。