ひとり社長の奮闘記

脱サラしてひとり社長として生きる!人生を最大限に楽しむためにひとり社長として日々奮闘しています!

起業するなら営業利益・経常利益・純利益などの利益を理解しておこう!

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 【最終更新日2018/3/5】

起業して成功を目指すなら、起業して作った会社の存続が絶対条件になります。会社を存続させていくには売上を上げて、利益を出し続けなければいけません。また、毎月の数字を把握しておくことで会社を健全な状態に保つことができます。

起業したら利益を意識した経営をする

起業したら営業活動をして売上を上げます。そして、その売上から経費を引いたら利益が残ります。単純な図式です。

 

売上 - 経費 = 利益

 

しかし、その利益にもたくさんの利益があります。そして、その利益をきちんと把握していないと税金を支払えない事態になったり、会社の運営が困難になることがあります。

 

これから起業をするなら利益についてよく理解しておくことをお勧めします。そして、毎月決算を行うこともおすすめします。

 

毎月決算をすることで、どれだけの売上がり、どれだけの経費が掛かっていて、どれえだけの利益が上げられているのか正確に把握できます。

起業するならこの利益を覚えておく!

売上総利益(粗利)

売上総利益は粗利とも呼ばれています。簡単に言って売上から売上原価を差し引いたものが売上総利益になります。

 

注意!)単純な図式の 売上 - 経費 = 利益 とは違いますよ!

 

売上総利益(粗利)の図式は 売上 - 売上原価 = 売上総利益(粗利)です!!

 

何が違うって?この後、詳しく出てきますが「経費」と「売上原価」は違うものです。単純な図式の「経費」の中の1つが「売上原価」」です。

 

例)1000円で売れたものの、仕入れ価格が500円だった場合の粗利は500円です。

  売上1000円 - 売上原価500円 = 粗利500円

営業利益

経費にはいろいろな種類があります。人件費や広告費、事務所費用、光熱費などです。このようないろいろな経費を「販売費及び一般管理費」と呼びます。一般的には販管費と呼んだりしていますね。

 

上記の売上総利益から、この販売費及び一般管理費を差し引いたものが営業利益です。

売上総利益 - 販売費及び一般管理費 = 営業利益

 

なお、こちらの図式も同じです。

売上 - 売上原価 - 販売費及び一般管理費 = 営業利益

 

営業利益は会社が営業活動した結果得られた利益のことです。頑張って売上をあげて、そこから仕入原価とかかった経費を差し引いたものです。

 

言い換えれば、本業から得られた利益のことを営業利益といいます。

 

なお、、販管費はいろんな種類がありますので簡単には把握できません。そのため、通常は粗利を意識して仕事をしているはずです。この商品はひとつ売れたら粗利はいくらだよ~という感じです。

 

ただし、会社経営者という視点から見ると経費をコントロール(減らす努力)する必要がありますので営業利益を意識します。

 

なお、販売費および一般管理費には次のようなものがあります。

・人件費(給料・賞与)

・事務所・店舗の賃料

・広告宣伝費

・水道光熱費

・通信費

・接待交際費

・保険料

・交通費

・消耗品 

 

他にもありますが、たいていは消耗品に入れ込んだり、交際費に入れ込んだりして処理しています。

経常利益

さぁ、まだまだあるぞ!利益!利益!利益!今度は経常利益です!

 

営業利益は会社が営業活動した結果としての売上から仕入原価や経費を差し引いた本業の利益のことでした。

 

経常利益は、その本業の利益から本業以外の損益を計算したものになります。わかりずらいですね。

 

会社は本業である仕事以外にも収入や損失があります。それを営業外収益・営業外費用といいます。

 

営業外収益・・・本業以外の収入

 ・受取利息

 ・受取配当金

 ・有価証券売却益 など

 

営業外費用・・・本業以外の支出

 ・支払利息

 ・有価証券売却損 

 ・有価証券評価損 など

 

図式にすると

営業利益 + 営業外収益 - 営業外費用 = 経常利益 になります。

 

最初から図式にすると

売上 - 売上原価 - 販管費 + 営業外収益 -営業外費用 = 経常利益

 

まだ途中ですが、まとめておきます。

売上 - 売上原価 = 売上総利益(粗利)

売上総利益(粗利) - 販売費及び一般管理費 = 営業利益

営業利益 + 営業外収益 - 営業外費用 = 経常利益

 税引前利益

おい!経常利益が税金を引かれる前の利益のことじゃないのか!?って、ひとり社長も思っていました。

 

税引き前利益は、本業以外の収入や損益の他に発生する特別な利益や特別な損失を計算したものになります。

 

簡単な図にすれば

経常利益 + 特別利益 - 特別損失 = 税引前利益 です。

 

まぁ、本業外の収益・損益に特別利益・損失を入れれば計算は簡単になるんですが、難しい税務計算にするためにこのような形になっているんでしょうね。簡単に計算できたら税理士という士業の先生は不要になってしまいます…。

 

さて、詳細な項目を見てみましょう!

 

特別利益・・・一時的に発生した利益

 ・固定資産売却益

 ・長期保有の有価証券売却益

 ・関係会社・子会社株式売却益

 ・引当金の戻入金

 ・前期の損益修正 など

 

特別損失・・・一時的に発生した損失

 ・固定資産売却損

 ・長期保有の有価証券売却損

 ・災害による建物損失

 ・前期の損益修正 など

当期純利益

最後の仕上げです。

税引き前の利益から支払う税金を差し引いたのが当期純利益です。これが会社としての最終的な利益になります。

 

会社が本業で得た利益から本業以外で得た利益や一時的に得た利益を合わせて、そこから税金を差し引いたものが当期純利益です。この当期純利益は会社の中に残るお金になりますので内部留保として貯め込むことができます。

 

簡単すぎる図式は

 税引前利益 - 税金 = 当期純利益 です。

 

法人が支払う税金とは、法人税、住民税及び事業税のことです。

 

最後に簡単にまとめておきます。

売上 - 売上原価 = 売上総利益(粗利)

売上総利益(粗利) - 販売費及び一般管理費 = 営業利益

営業利益 + 営業外収益 - 営業外費用 = 経常利益

 経常利益 + 特別利益 - 特別損失 = 税引前利益

税引前利益 - 税金 = 当期純利益

 

文章でまとめるとこんな感じです。

売上から仕入原価を引いたのが売上総利益(粗利)

粗利から本業に必要な経費を引いたのが営業利益

本業以外での収益を加味したのが経常利益

一時的な利益や損失を加味したのが税引前利益

税金を引いたのが当期純利益

起業したら売上総利益(粗利)を一番意識する!

売上総利益は一般的には粗利と呼びます。この粗利は起業した後に一番大切にしなかればいけない数字です。

 

粗利は「売上から売上原価を差し引いた利益」のことです。100万の売上があって、仕入れに50万円かかったら粗利は50万円です。

 

この粗利を常に管理することで事業を成長させていきます。会社としては利益率が高い方が良いのですが、売上原価を安くして利益率を高くても顧客満足度が低いと継続して売上を上げることができません。

 

そのため、常に粗利を把握して価格設定をする必要があります。粗利は多すぎても少なすぎてもダメです。お客様が満足する価格設定にして、その粗利が正解なのです。

 

難しいですが、起業してビジネスをやる以上、値段設定は死活問題になりますので試行錯誤の日々が続きます。ひとり社長も粗利が多すぎると不安になります。この値段設定でお客様は本当に満足して頂いたのだろうか?など考えます。

売上総利益(粗利)は本当の利益ではない

粗利は粗削りな利益です。だから粗利とは本当の利益ではありません。粗利から販管費を差し引いたのが営業利益と呼ばれ、営業活動した結果得られた利益になります。

 

販管費は販売費及び一般管理費の略です。営業活動にかかった費用のうち、売上原価以外の金額を販管費と言います。人件費であったり、広告費であったり、事務所代であったり営業活動に使った費用のことです。

 

売上から売上原価を差し引くと粗利になり、そこから販管費を差し引くと営業利益になるのです。この営業利益が営業活動した結果の本当の利益です。

なぜ、営業利益よりも粗利を強く意識するのか

ひとり社長の場合もそうですが、販管費はコントロールができます。事務所をレンタルオフィスにしたり、社員を雇用しないで業務委託の方だけにしたり、広告宣伝を抑制したりすることで販管費を調整することができます。

 

そのため、日常的な営業活動においては売上と売上原価をしっかりと把握して粗利がいくらになっているのかが重要なのです。

 

経費を削減して営業利益が増えたとしても会社が成長しているわけではありません。粗利が増えていくのが会社の成長です。

 

粗利を増やすには売上を上げて、売上原価を下げるしか方法はありません。

粗利と利益率から未来を考える

ひとり社長は会社運営から経理の隅々までひとりで対応しています。たくさんの数字やお金に触れますのでどれが一番大事なものかを見極めなければいけません

 

以前は会社に残るお金(キャッシュフロー)ばかり意識していましたが、現在は粗利と利益率を重点的に見て、未来を計画しています。

 

粗利や利益率からわかることは、その仕事の重要性と将来性です。お客様の需要が大きくて、付加価値が高い仕事は粗利や利益率が大きくなります。

 

その逆に粗利や利益率小さい仕事は重要性が低く、将来性にも疑問を感じます。これは常に粗利の数字を追いかけてればわかることです。

まとめ

ひとり社長の場合はすべての事業(賃貸仲介・賃貸管理・リフォーム・更新・民泊・WEBメディア事業)を売上高-売上原価=売上総利益(粗利)で表にまとめてあります。

 

そして、別の用紙に売上総利益から販管費(経費)を差し引いた営業利益、経常利益、税引前利益、当期純利益が一覧になっている表をまとめています。

 

簡単に言うと、売上から仕入れを引いたのが売上総利益(粗利)です。さらに本業に必要な経費を差し引いたのが営業利益です。

 

本業以外の収益を加味して残ったのが経常利益です。一時的な損失や利益を加味して残ったのが税引前利益です。そして支払う税金をひいて最終的な利益が当期純利益になります。

 

これだけたくさんの項目があると数字を覚えるのも大変ですよね。だからひとり社長は起業してから一定期間は粗利だけを強く意識すればよいと思っています。

 

そもそも、起業してすぐに本業以外の収益や一時的な損失、利益など発生しません。そして販管費はある程度自由にコントロールできますので、結局は売上高と売上原価を意識した(粗利)経営が重要になるのです。

 

以上、起業するなら営業利益・経常利益・純利益などの利益を理解しておこう!でした。