ひとり社長の奮闘記

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不動産業界の裏話~他社のパスワードを無断で使用する悪徳社員がたくさんいる~

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不動産流通機構のレインズ(不動産流通システム)が平成28年4月より有料化されました。有料化された内容を見ると、これまで大量のダウンロードを実施してシステム障害を引き起こしていた会社に対抗する措置と考えられます。しかし、慌てたのは不動産協会に加盟していないのに、加盟している会社から流出したIDとパスワードで無断ログインをして利用していた会社や社員です。

レインズを使える不動産会社と使えない不動産会社

 

レインズとは、国土交通省から指定を受けた不動産流通機構が運営している不動産の情報ネットワークです。

 

不動産会社で、指定流通機構(不動産協会)の会員になっていれば、どの会社でも利用できます。主な機能としては売買物件の検索、賃貸物件の検索ができます。

 

レインズを使うには指定流通流通機構の会員にならなければいけないのです。しかし、指定流通機構の会員になるには無駄なお金を支払わなければいけません。

 

しかも、会員になるときだけでなく、年会費も継続して支払わなければいけませんので、不動産会社を設立するときに預け入れる供託金がある人はわざわざ指定流通機構の会員にならないのです。

 

お金があるなら供託金を預け入れておけば、会員になるための費用も、その後の年会費も必要がないからです。

 

しかし、供託金を自分で預け入れると指定流通機構の会員にならなくて済む反面、レインズは使えないのです。

 

なんだかケチな話ですが、指定流通機構(不動産協会)の会員になるために入会金を支払い、毎年年会費を支払うことでレインズを使えるようになるのです。

 

だから、指定流通機構(不動産協会)の会員ではない不動産会社はレインズが使えないのです。

 

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※供託金とは、不動産業を行うときに行政から「お前らは信用できないから法務局に供託金として1000万円預けろ、ちなみに、2店舗目からは500万円づつでいいぞ!」というのが不動産業界の供託金制度です。

 なぜ、不動産協会に加盟しない不動産会社があるのか?

普通にサラリーマンから起業したひとり社長みたいな人はそんな利息も付かないお金を供託金として1000万円も預けることができませんので、不動産協会に加盟するのです。

 

不動産業界は行政から「なんだお前ら!金がない、信用がないなら、不動産協会に入ってお金と信用を担保してもらえよ!!ただし、高額な入会金と年会費を支払えよ!」というのが不動産協会です。

 

そのため、お金があり、プライドが高い人は自分で法務局へ供託金を預けて、不動産協会には加入しないで不動産業を行っています。

 

不動産協会に加入しないとレインズが使えないので、その部分が痛いのです。

 

しかし、不動産協会に加入しない人の中には、わざわざ流通物件を使って他社の物件を客付けして儲けさせるのもバカらしいと考える人もいます。

 

そういう会社は自社で、家主様を開拓して、自社で客付けして商売をしますので、レインズ(不動産流通システム)を使わないのです。

 

問題は、そういう強い心を持った経営者の方はいいのですが、末端の社員さんは流通した物件を扱って楽に仲介したいと考えますので、他社のIDとパスワードを使ってログインして使っているケースが多いみたいです。

 

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大手A社では「レインズが有料化したから今後はレインズを使うな!」と指示

バカらしい話ですが、賃貸仲介大手のA社では店長会議の場で営業部の部長さんが真顔で話をしました。

 

レインズが有料化されたから他社のIDとパスワードを使用すると、不正使用がバレるから今後は絶対に他社のIDとパスワードを使うな!と話しをしたのです。

 

他社のIDとパスワードでログインした画面で物件を閲覧したり、資料をダウンロードすると課金されて無断ログインがバレるからレインズは今後使うなと言うまともな指示を出したのです。

 

どこまでも低レベルな話です。しかし、そのA社は全国チェーンで税金対策を徹底していて各地区ごとに分社化しているのです。そして、当然、法務局へ自ら供託金を預けていて不動産協会には加盟していませんのでレインズは使えないのです。

 

しかし、いままで店舗の社員は他社のIDとパスワードでログインしまくって、レインズを活用しまくっていたのです。それを本社など幹部社員も知っているので、店長会議で今後は他社のIDとパスワードでレインズを利用するのはやめろと指示を出したのです。

 

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レインズのIDとパスワードはどこから漏れたのか?

サーバーをハッキングされたのではありません!!不動産会社は離職が多く、転職先も不動産会社というのが一般的です。

 

そのため、転職先が不動産協会に加盟していない場合は前の会社のIDとパスワードを使ってログインしてレインズを使っているのです。

 

しかも、そのIDとパスワードを新しい会社の同僚に教えますので、前の会社のIDとパスワードはあっと言う間に他社に知れ渡るのです。

 

これはM社だけの話ではありません。不動産協会に加盟していない不動産会社ならほとんど行っていることです。

 

ひとり社長は管理会社を経営しています。もちろん、不動産協会に加盟していますので、自社の管理物件を掲載して他社に募集を依頼しています。

 

そうすると、不思議なことに不動産協会に加盟していない不動産会社さんから普通にお問い合わせが入るのです。当社はレインズだけに掲載しているので不動産協会に加盟していない会社が見られるはずがないのです。

他社のIDとパスワードを使用しているのに罪悪感はない?

ひとり社長が不動産会社で店長をしていた頃も実際にありました。他の不動産会社から転職してきた社員が、営業応対をしていると普通にレインズにログインして物件資料を引っ張り出しているのです。

 

うちの会社は不動産協会に加盟していないし、レインズは使えないはずなんだけど…その社員はもちろん、前に努めていた不動産会社のIDとパスワードを使用していたのです。

 

しかも、同僚の社員にそのIDとパスワードを教えていたのです。他社のIDとパスワードを利用するだけでも犯罪なのに、転職先の社員に平気な顔をして教えているのです。

 

他社のIDとパスワードを利用しているのに罪悪感はないのです。悪いことをしていると思っていないのです。

 

他人や他社のIDやパスワードを使うのは犯罪です。それを理解していないのか、軽く考えているのかは不明ですが、とにかく罪悪感がなく、ひとり社長が今後使うのを辞めるように注意しても不満そうな顔をしていたのを覚えています。

 

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まとめ

インターネット社会はIDとパスワードが命です。サーバーをハッキングされなくても情報が漏えいすることは良くあります。

 

面倒でも定期的にパスワードを変える習慣をつけたいものです。また、推測できないパスワードにすることも忘れないでください。

 

そして、そのパスワードの管理にも十分注意してください。間違ってもパソコンの中に保管しないでくださいね。

 

以上、不動産業界の裏話~他社のパスワードを無断で使用する悪徳社員がたくさんいる~でした。